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ドコモ、端末不正入手への対応策を発表 通信サービスの停止も
ドコモは、盗難や偽造された本人確認書類による契約など、キャリアショップから不正に入手された端末が中古市場に流通していることから、端末のサービス停止を含む対応策を発表した。
NTTドコモは6月11日、不正な手段で入手された携帯電話の流通に対する取り組みを発表した。10月以降、端末が不正入手されたものと判明した場合、ネットワーク側から端末の利用制限をかける。
この措置は、盗難や偽造された本人確認書類を使った契約などで入手された携帯電話機の一部が、中古(白ロム)市場やネットオークションで流通していることから取られるもの。盗難や本人確認書類偽造の被害にあったドコモショップの申告をもとに、端末の固有番号から不正入手された端末を特定してサービスを停止する。
またこの取り組みと合わせて、中古市場等で入手したドコモ端末が利用制限の対象かどうかを判断するツールをWebサイト上で提供する。さらに、インターネットオークションサイトの運営会社などに対して、不正入手端末の固有番号を提供して不正端末の出品制限などに協力を仰ぐほか、警察などの関係機関とも連携を強めて対策を強化するという。
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