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WiMAXの健全な競争環境は維持されているか――イー・アクセスとソフトバンクBB、総務省に要望書
イー・アクセスとソフトバンクBBが総務省に、モバイルWiMAXの健全な競争環境の維持に向けた要望書を提出。KDDIの出資比率が3分の1を上回ったことから、UQの動向に注視するよう求めている。
イー・アクセスとソフトバンクBBは6月19日、UQコミュニケーションズの商用サービス開始を前に、健全な競争環境が確保されているかの確認を求める要望書を総務省に提出した。
UQコミュニケーションズが利用する2.5GHz帯の割り当て時には、健全な競争環境を維持することを目的に、既存の通信キャリアの申請について制限がかけられた。3Gサービスを展開する既存の通信キャリアには割り当てず、グループ会社として申請する場合でも、通信キャリアの議決権は3分の1以下にするというルールが設けられ、UQに出資するKDDIも、免許の申請時には出資比率が3分の1以下となっていた。
ところが、正式サービスの開始に向けた追加出資で、KDDIの出資比率が44.1%まで上昇。議決権はないものの、出資比率が3分の1を上回ったことから、「KDDIのUQコミュニケーションズへの実質的支配力の高まりを通じて競争環境に影響が出ることのないよう」引き続き注視するよう総務省に求めた。
具体的には(1)UQのエンドユーザー向けサービスと同等のタイミングでMVNOがサービスを提供できるよう、各種条件の設定と開示を行う(2)KDDIとUQへの出資企業を優先した回線提供や営業行為を行わない といった点についての確認を要望している。
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