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Android上で双方向のVoIP通話に成功――ソフトフロント
ソフトフロントは、マルチOS/マルチプラットフォーム対応を目指す同社のSIP/VoIP技術がAndroidに対応したことを明らかにした。
ソフトフロントは6月24日、Android上で同社のSIP/VoIP技術を核とした双方向VoIP通話が成功したと発表した。双方向VoIP通話は、HTC製のAndroid端末とソフトフロントの通信アプリケーション「SIPダイヤラ」で実現。SIPダイヤラは電話番号で相手を指定して通信ができるため、ソフトフォンやメッセンジャーなどのP2Pアプリケーションへの応用が可能だという。
同社はこれまで、SIP/VoIP技術についてマルチOS、マルチプラットフォーム展開を図っており、今回新たにAndroidにも対応した。これにより、Androidプラットフォームでのさまざまな通信アプリケーションの開発が容易になり、電話機能に加えてインスタントメッセージやプレゼンスなどの機能も搭載可能になった。
ソフトフロントは今後、同技術をOpen Embedded Software Foundationと協力し、組み込み機器市場でのSIP/VoIPフレームワークの構築とAPIの標準化を推進し、AndroidのVoIP市場での普及をサポートするとしている。
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