2009年、最もよく使ったケータイの機能は:調査リポート
アイシェアが、ケータイ機能の利用頻度に関する実態調査の結果を発表。トップは昨年と同じ機能だったが、2位には異なる機能が浮上した。
アイシェアは12月22日、「今年最も利用した携帯電話の機能に関する意識調査」の結果を発表した。調査は12月2日から同7日まで、同社が提供する無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は541人。
今年1年で最も利用した携帯電話の機能を聞いたところ、「メール」が52.2%で1位となり、以下、2位が「インターネット」で18.0%、3位が「音声通話」で13.8%となった。また4位以下は「目覚まし」「アプリ」「カメラ」「おサイフ機能」と並んだが、いずれも1割に満たなかった。
この結果を、2008年に同社が行った調査結果と比較すると、1位の「メール」は不動だったものの、「メール」と回答した人は昨年に比べて女性と20代で6.6ポイントから7.8ポイント減少している。また昨年3位だった「インターネット」が2位に浮上。40代では5.8%から15.3%と、昨年よりおよそ10ポイント利用率がアップした。昨年2位だった「音声通話」は、今年は男女別・年代別を問わず利用率が減少している。
最も便利だと思った携帯電話の機能のトップは「メール」で34.0%。2位は「インターネット」が20.8%で続き、この2つの機能が全体の過半数を占めた。3位以下は「目覚まし」「音声通話」「カメラ」が続いたが、いずれも1割未満だった。なお、「メール」と回答したのは、女性と30代で3割半から4割近くとなり、「インターネット」は男性、20代・30代で2割を超えた。
今年1年間でもっともメールを送った相手の1位は「友人」で41.9%。2位は「恋人・配偶者」が37.3%、3位が「その他の家族」が11.0%となった。男女別に見ると、男性の1位は「恋人・配偶者」が41.6%だが、女性の1位は「友人」で47.3%。また年代別では、20代は「友人」が48.4%と、2位以下を大きく引き離して1位となったが、30代は「恋人・配偶者」が44.1%と、僅差で「友人」の42.6%を上回って1位となった。40代でも「恋人・配偶者」が44.2%で1位となり、年代が上がるにつれパートナーとのコミュニケーションにメールを活用していることが分かった。
今年1年間にもっとも音声通話をした相手の1位は、「恋人・配偶者」で34.6%、次いで「その他家族」が28.7%、「友人」が17.3%と並んだ。男性と30代・40代では「恋人・配偶者」が多く、30代では4割を超えた。一方、女性と20代では「その他家族」が1位で、いずれも3割半。20代では「友人」が23.6%で2位に続いている。
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