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位置情報に応じた観光情報を配信――日本通信がふるさとケータイ事業で
日本通信と子会社の丹後通信が、丹後地域のふるさとケータイ事業の一環として、位置情報に応じた情報を配信する「TANGOMODE」の運営を開始した。
日本通信と子会社の丹後通信は、両社が手がける丹後地域のふるさとケータイ事業の一環として、位置情報に応じた情報を配信する「TANGOMODE」の運営を開始した。
丹後地域は日本三景の1つである天の橋立で知られ、観光を中心とした交流人口が年間600万人を数える観光地。日本通信と丹後通信は、観光客向けに携帯電話のGPS機能を活用した「TANGOMODE」の運営を開始した。
観光案内所や駅などに非接触ICカードリーダーが設置され、観光客がケータイ電話でタッチするとTANGOMODEにアクセスできる。観光客は周遊先でTANGOMODEにアクセするたびに周辺の観光情報などを入手でき、丹後地域のショップ側は観光客のアクセス履歴を参照しながら効果的な情報配信を行えるという。
両社はほかにも、地域の特産物を販売するショッピングモール「Tangoモール」の運営や、MVNO端末を活用した農産物生産者向けの在庫・売り上げ管理システムの運営を手がけている。在庫・売り上げ管理システムにはWindows Mobileを搭載したタッチパネル対応のスマートフォンを活用しており、待受画面の3つのボタンから必要な機能にアクセスできるようにするなど、使いやすさに配慮した操作性を実現しているという。
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