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地域WiMAXでMVNOの事業モデルを――TCNと日本通信、共同研究で合意
東京ケーブルネットワークと日本通信が、地域WiMAXのMVNO事業モデルについて共同で研究と実験を行うことで合意した。当初は、デジタルサイネージと動画配信のプロジェクトを立ち上げる予定。
東京ケーブルネットワーク(TCN)と日本通信は、地域WiMAXのMVNO事業モデルについて、共同で研究・実験を行うことで合意した。
文京区、荒川区、千代田区でケーブルテレビ事業を展開するTCNは、2008年12月に地域WiMAXの免許を取得しており、試験運用を行っている。TCNと日本通信は、(1)地域WiMAXのMVNO事業モデル(2)地域WiMAXと3Gのマルチネットワーク化(3)地域WiMAXの通信端末のあり方(4)地域特化型電話サービスのあり方(5)WiMAXのブロードバンド製を活用した商用サービス を実験領域とし、共同で研究を進める。当初は、具体的なプロジェクトとしてデジタルサイネージと動画配信を検討するという。
地域WiMAXは、ブロードバンド環境が普及していない地域における情報格差の解消を目指して総務省が推進する無線通信規格。現在、予備免許を含めて約40の事業者に免許が付与されている。
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