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デジタルサイネージ端末として活用も――ウィルコムの業務用PDA「Pit」
ウィルコムがデジタルサイネージ端末としても使える業務用PDA「Pit」を発売。WILLCOM CORE 3Gのモジュールを内蔵し、クレードルに差せばPHS網も利用できる。
ウィルコムは、WILLCOM CORE 3Gのモジュールを内蔵し、クレードルを利用することでPHS網も利用できる業務用PDA「Pit」(シーエスイー製)を3月から発売する。
Pitは、4.3インチのタッチパネルディスプレイとバーコードリーダーを搭載した業務用PDA。単体では下り最大7.2Mbpsのデータ通信を利用でき、クレードルにW-SIM用USBアダプタ「NS001U」を接続することでPHSによるデータ通信も利用できる。ほかにもIrDAやBluetooth、無線LAN機能を備えており、利用環境に合った通信方式で端末を活用できるのが特徴だ。
壁掛け設置にも対応し、店舗内のデジタルサイネージとしても活用可能。通信機能を使ったリアルタイムな内容の広告配信ができるほか、遠隔からの配信内容の更新にも対応する。クレードルのスピーカーを使えばステレオ音源を活用した臨場感のあるコンテンツ配信が可能になるという。
ウィルコムはこの端末を、流通業界や運輸業界の製品管理用PDAとして訴求したい考え。また、食品業界や卸業界では食材発注や商品発注のオーダリング端末として活用できるとしている。
OSはWindows CE 6.0R3を搭載し、薄さ19ミリ、重さ230グラムと可搬性に優れるのも特徴の1つ。ICカードリーダーに対応し、個人認証機能を備えるなど、セキュリティ面にも配慮した端末に仕上がっている。
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