iPhone/iPad端末向けのアプリ内課金支援ASPサービス「Samurai Purchase」
コニットと電通は、デジタルコンテンツを販売する事業者向けに、iPhone/iPadのアプリ内課金支援サービスをASPサービスとして提供する。Android携帯向けサービスも6月をめどに提供する予定。
コニットと電通は、iPhone/iPadのアプリ内課金機能を手軽に利用できるようにする課金支援サービス「SamuraiPurchase(サムライパーチェス)iPhone/iPad版」をASPサービスとして提供開始する。デジタルコンテンツを販売する事業者向けに提供するもので、利用料は月額12万6000円から。また、Android携帯向けのアプリ内課金支援サービスを、GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)が提供する決済サービスを活用して、6月をめどに提供する。
アプリ内課金は、ゲームアプリ内でアイテムや追加ステージを販売したり、雑誌紹介アプリを通じて電子書籍を販売するなど、iPhoneアプリ内でコンテンツを追加販売する際に使われる機能で、コンテンツプロバイダのニーズが高まっている。ただ、この機能を実装するには、アプリ内課金機能を組み込むと同時に、購入情報やコンテンツ情報を管理するための販売管理システムをコンテンツサービス事業者自らが用意する必要があるなど、ハードルが高い面もある。
こうした背景から電通とコニットは、iPhone/iPadのアプリ内課金機能を容易に実装できるようにする課金支援サービス「SamuraiPurchase」をASPサービスとして開発。このサービスは、追加コンテンツ用のサーバ・コンテンツ管理画面と端末用のライブラリがセットになっており、コンテンツサービス事業者は多額の初期投資や開発期間を費やすことなく、販売管理システムを構築できる。
サービス当初はiPhone/iPad版のみの提供となるが、6月にAndroid版の提供も予定している。なお、Android版は、GMO-PGの決済サービスに接続する予定としている。
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