iPhoneユーザー、7割超が“電波状況に不満”:調査リポート
MMD研究所がiPhoneユーザーを対象に実施した満足度調査の結果を発表。電波状況については7割超が“不満”と回答しており、非iPhoneユーザーが買わない理由にも挙がっている。
MMD研究所は7月22日、「iPhoneユーザーの満足度調査」の結果を発表した。調査は7月16日から同21日まで実施したもので、有効回答数は2333人。
同調査によれば、2333人のうちiPhoneを所有している人の割合は9.7%。男女別に見ると、男性では14.8%、女性では4.6%となっている。
iPhoneユーザーを対象に、iPhone端末のデザインについて満足度を聞くと、92%が「満足」と回答しており、7.1%が「やや不満」、0.9%が「非常に不満」と回答した。
iPhoneのカメラ機能の満足度については、「満足」しているユーザーは50.7%。これに対して「やや不満」が40.4%、「非常に不満」が8.9%と、満足、不満がほぼ拮抗している。
電波状況については、「満足」しているユーザーは3割弱にとどまり、「やや不満」が約4割、「非常に不満」が3割以上となった。電波状況について「非常に満足している」と回答したユーザーの比率を地域別に見ると、関東甲信越・北陸地方は5.3%、首都圏は4.3%だったが、その他の地域はすべて0%だった。
iPhoneを所有していない非ユーザーに、フリー回答形式でiPhoneを購入しない理由を聞くと、電波状況に対するネガティブイメージを含め、「キャリアがソフトバンクモバイルだから」という回答が多かった。そのほか、「使っている端末の割賦契約が残っているから」「価格が高いから」という契約状況や価格に関する意見や、「タッチパネルが嫌い」「使いこなせなさそう」などの端末機能に対する回答が目立った。「iPhone 4のホワイトが未発売だから」「不具合の報告がなくなるのを待っている」など、買い控え派も少数見られた。
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