ユビキタス技術活用の電子看板やARサービス、千葉県の商業施設で試験運用へ
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所が、ららぽーと柏の葉で次世代デジタルサイネージやARサービスの試験運用を開始。試験運用に協力する三井不動産は、試験運用による実証をふまえ、自社施設への導入を検討する。
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所が、ユビキタス技術を活用したサービスの試験運用を開始した。三井不動産の協力を得て9月4日から同20日まで、ららぽーと柏の葉で実施する。
今回、試験的に運用するのは、次世代デジタルサイネージサービスの「Let'sサイネージ」、AR技術を活用した「インフォスコープ」の2サービス。Let'sサイネージは、(1)ucodeQRが印刷された冊子やチケットをサイネージ端末にかざすと、個々のucodeQRに対応した情報を提供する機能(2)ライブカメラの映像に情報を重ねるAR機能(3)場所情報発信支援サービス「ココシルかしわのは」との連携による情報発信/共有機能 を備え、案内サービスや店舗の情報発信、クイズラリー、駐車位置確認サービスなどで活用する。
インフォスコープは、ライブカメラの映像に高い精度で情報を重ねられるARシステム。映像上のオブジェクトにぴったりと情報を重ねて表示できるのが特徴で、ディスプレイにカメラが搭載された固定式の端末を活用し、カメラを向けたライブ映像にCGや文字情報を重ねて表示できる。
今回の試験運用では、柏の葉キャンパス駅前148街区に建築予定の建物を紹介するサービスを提供。インフォスコープ端末のカメラを建築計画中の場所に向けると、あたかもそこにビルが建っているかのように、ディスプレイに建築予定のビルが表示され、ビルの名称や入居している店舗、施設などの付加情報も合わせて提供される。
なお、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、新たにUWBアクティブタグによる測位を利用した駐車位置確認サービス「スマートパーキング」を開発し、導入に向けて試験運用を実施することも明らかにした。
スマートパーキングは既存の駐車場でも最小限の機器設置と簡単な工事で導入できる駐車位置確認システム。車の停車位置を車室単位で識別でき、利用者はデジタルサイネージ端末や携帯電話を利用して、駐車場のどこに車を停めたのかを簡単に確認することができる。
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