iPadのセキュアな社外利用をサポート――NTTPCの「セキュアアクセス for iPad」
外出先からiPadを通じてセキュアに社内ネットワークにアクセス――。NTTPCが今秋から、外出先でのiPad活用をサポートする企業向けリモートアクセスサービス「セキュアアクセス for iPad」を提供する。
NTTPCコミュニケーションズは今秋から、iPadを業務で活用する企業向けのリモートアクセスサービス「Master’sONE セキュアモバイル定額通信 WtタイプI型」(通称:セキュアアクセス for iPad)を提供する。
セキュアアクセス for iPadは、NTTPCコミュニケーションズのネットワークとNTTドコモのFOMA網を閉域で接続することで、外出先のiPadからセキュアに企業の社内ネットワークにアクセスできるようにするサービス。FOMA網へのアクセスにはポータブル無線ルータを採用しており、iPad以外の無線LAN対応機でもサービスを利用できる。
社内ネットワークにアクセスする際の認証システムにマトリックス表示のワンタイムパスワードを採用することでセキュリティを高めたほか、端末内にデータを残さず利用できるようにするオンラインストレージサービス「モバイルフォルダ」も用意。ユーザーは1IDにつき1Gバイトまでのオンラインストレージを利用できる。
企業の管理者向けには専用の管理画面が用意され、IDのロック/ロック解除、ユーザー情報の表示、認証・操作ログの表示などの機能を提供。端末の紛失時には遠隔操作でロックをかけることで情報漏えいを防げる。
サービスの利用料金は、1IDあたり5985円(モバイルフォルダの利用料含む)。なお、サービスの利用にあたっては、別途NTTPCコミュニケーションズのIP-VPNまたはRther-VPNに申し込む必要がある。
同社では9月中旬から12月末まで、セキュアアクセス for iPadの導入支援キャンペーンを実施。期間中に申し込んだ企業は、サービスの初期費用(2万1000円/ID)が無料になり、モバイルフォルダの容量も2Gバイトに増量される。
関連記事
- パチンコ機器メーカーのフィールズ、iPad 350台を導入――営業に活用
パチンコ機器メーカー大手のフィールズが350台のiPadを導入。全営業社員に配布し、新台の営業などに活用する。 - iPad、銀行で活用へ――みずほ銀行が試行導入
店舗窓口で金融商品の説明に活用するほか、ロビーに設置して来店者が待ち時間に「みずほダイレクト」を体験したり、電子雑誌を閲覧したりできるようにする。 - iPadをデジタルサイネージに――「FRED PERRY」が直営店に導入
デジタルサイネージに加え、デジタルカタログデバイスとしてもiPadを活用。8月中旬にスタートする秋冬シーズンでの本格導入を計画している。 - iPadが“持ち運べる”POSレジに――ホームサーチのPOSレジシステム「Ubiregi」
ホームサーチが、iPadをPOSレジとして活用するためのシステム「Ubiregi」の提供を開始した。屋外店舗や移動型店舗など、固定インターネット回線のない場所でも利用できる。 - iPadや液晶テレビをセルフオーダー端末に――汎用デバイス活用で導入しやすく
不況が長引く中、飲食店のコスト削減策として注目を集めるセルフオーダーシステム。居酒屋産業展では、高価な専用端末ではなく、iPadや液晶テレビを活用しようという提案が注目を集めている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.