就活生の約半数がスマートフォンを利用、端末は8割がiPhone:調査リポート
ダイヤモンド社の調査で、就職活動中の学生の約半数がスマートフォンを利用していることが分かった。約8割がiPhoneを使っているが、次に買いたい機種にiPhoneを挙げたユーザーは約半数にとどまり、3割がAndroid端末を挙げている。
ダイヤモンド社が運営する人材育成型サイト「メンター・ダイヤモンド」は1月13日、「就職活動とスマートフォン」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は就職活動中の短期大学生、大学生、大学院生(以下就活生)627人を対象に、記述アンケート方式で行ったもの。
調査対象の就活生の49.9%が「スマートフォンを持っている」と回答しており、携帯とスマートフォンの両方を使用している「2台持ち」の就活生は、全体の23.9%。スマートフォンが就職活動に有利かどうかを聞いたところ、68%が「有利だと思う」と回答した。
スマートフォンが有利だと思う理由については、「外出先からエントリーや説明会の予約ができる」が45.9%、「志望企業のPC向けWebサイトが閲覧できる」が25.5%、「(企業とのやりとりはPC用のメールアドレスなので)人事担当者から届いたメールをすぐに見ることができる」が10.5%となった。
なお、全体の約半数を占めるスマートフォンユーザーに、現在使用している機種を聞くと、81.2%の就活生が「iPhoneを使っている」と回答した。さらに「次に買うときは(も)スマートフォンにしたい」と答えた就活生に、買いたい機種を聞いたところ、iPhoneと答えた学生は46%にとどまり、将来の購買意欲ではシェアを落とす結果となった。理由は、現在携帯電話を利用している学生は「今利用しているキャリアのスマートフォンを買いたい」と考えているため。
なお、次回も「iPhoneにしたい」という理由には、「Macユーザーだから」「Appleの商品、アプリを信頼しているから」「操作しやすいから」という回答が並んだ。他方で、「iPhoneをやめて他社に変えたい」という理由では、「ソフトバンクモバイルは電波が悪い」という回答が多く見られた。
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