iPhoneをサーバ化する「ServersMan@iPhone4.0β」登場――AirPlay/Printにも対応
フリービットは、iPhoneをサーバ化するアプリ「ServersMan@iPhone4.0β」のApp Storeへの申請を行うとともに一般向けにAPIのテスト公開を行った。
フリービットは、iPhoneをサーバ化するアプリ「ServersMan@iPhone」の最新版「ServersMan@iPhone4.0β」を発表した。App Storeの承認が下り次第、App Storeからのダウンロードが可能となる。アプリの価格は無料。
ServersMan@iPhone4.0βは、新たにiOSにおけるバックグラウンド動作に完全対応。常時起動による常時利用が可能となった。また、コアモジュールの大幅な改良により、約50%の省電力化を実現している。
このほか、iPhone向けのServersManクライアントソフト「ServersMan Shell」を搭載し、あらかじめ登録したServersMan機器にシームレスにアクセスできる。
今回のバージョンでは、iPhone内のマルチメディアコンテンツをAppleTVを経由してテレビなどにケーブルレスで映し出せるAirPlayと、iPhone内のドキュメントをワイヤレスでプリントできるAirPrintに対応した。これにより、PCやNASからコンテンツを受け取り、テレビに映し出したりプリントしたりできるようになっている。
さらに、「ファイルの送受信」機能も強化されている。ServersMan.comのWebページからiPhoneにファイルをアップロードする機能が追加された。アップロードの際にはiPhoneに通知が表示される。また、iPhone内にあるファイルにURLとダウンロード用パスワードを設定することで、特定のファイルを友人などと共有できる「アクセスチケット」機能も実装された。
その他の機能としては、ServersMan Intelligent CDN(SIC)を搭載し、オフライン時やアクセス集中時のファイルキャッシュによる負荷軽減を実現した。メールの添付ファイルなどの他のアプリ上のファイルをServersManに保存できるようになったほか、PCにUSB接続することで、iTunes経由でデータをServersMan内のフォルダに保存できるようになった。
同時にServersMan M2M API ver 0.1のテスト公開も行われた。同APIでは、フォルダ一覧取得、ファイルのアップロード・ダウンロード、位置情報取得、メッセージ送信、再生曲情報取得、Emotion Link IPアドレス取得、バイブレーションの機能が利用可能だ。
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