スマートフォン、子供にも普及のきざし――メディアインタラクティブ調べ
メディアインタラクティブが、子供の携帯利用に関する実態調査の結果を発表。調査対象の4分の1が携帯を所有しており、携帯所有者の7%がスマートフォンを利用している。
メディアインタラクティブは3月25日、「子供のケータイ利用に関する実態調査」の結果を発表した。調査は3月11日から同14日まで、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用して5歳から12歳の子供をもつモニターを対象に実施したもので、有効回答数は1400人。
子供にケータイを持たせているかどうかを聞くと、24.6%が持たせていると回答した。持たせている理由を複数回答形式で聞くと、「どこにいても連絡が取れるように」が76.7%で最多となり、以下「防犯対策」が43.0%、「GPS機能で居場所を確認するため」が32.6%で続いた。
ケータイを持っている子供の中で、スマートフォンを所有しているのは全体の7%。同社が1月に実施した調査では、大人も含めたスマートフォンの所持率が16.8%となっており、それと比べても、スマートフォンが子供にも普及し始めていることが分かる。
子供のケータイの月額利用料金は、「0〜999円」が32.6%、「1000〜1999円」が24.1%、「2000〜2999円」が15.7%、「3000〜3999円」が12.8%となり、半数以上が2000円未満、7割強が3000円未満であることが分かった。
また、ケータイを持たせていない保護者にその理由を複数回答形式で聞くと、「まだ早いと考えている」が92.2%と、圧倒的多数となった。持たせる時期については、「高校に入ってから」が34.0%、「中学校に入ってから」が23.1%で上位を占め、小学生にケータイは早いと考えている保護者が多いことが分かった。
なお、フィルタリングサービスの利用者は28.5%と、まだ普及が進んでいない模様。他方で「親の監視」が12.8%、「家族内でのルール決め」が25.6%、「インターネットへの接続をさせない」が24.1%など、家族ごとに対策を講じている様子もうかがえる。
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