サムスン電子は6月20日、KDDIにLTEの商用装置を供給すると発表した。なお、KDDIは2012年12月にLTEの商用サービスを開始する予定。
サムスン電子は世界30社以上とLTE事業で連携しており、うち8社と商用サービスを推進している。これまでは米国や中東においてLTE装置を供給してきたが、日本でのLTE商用サービスに関わることで「次世代のグローバル通信市場において一層積極的に取り組んでいける」としている。
KDDIには2002年からCDMAシステムを供給しており、2008年からはKDDIの関連企業であるUQコミュニケーションズにWiMAX商用装置を供給。サムスン電子 ネットワーク事業部長 金暎基(キム・ヨンギ)副社長は「今回の装置供給はお客様との長期に渡る信頼関係にもとづくもとを考えます」とコメントを寄せている。
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