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JavaScriptで携帯サイトをお手軽スマホ対応――「sparrow.js」無償提供
シンメトリックは、既存のケータイサイトにJavaScriptを1行追加するだけで、簡単かつ迅速にスマートフォン対応が可能なJavaScriptライブラリ「sparrow.js(スパロウ.js)」の提供を開始した。GPLライセンスで無償利用できる。
シンメトリックは9月26日、既存のケータイサイトにJavaScriptを1行追加するだけでスマートフォン対応が可能というJavaScriptライブラリ「sparrow.js(スパロウ.js)」を発表した。提供はGPLライセンス方式となっており、個人・法人を問わず無償で利用が可能。
sparrow.jsは、従来のように特殊な外部プロキシを介することなく既存ケータイサイトのスマートフォン対応が可能になる技術だ。これにより、外部ASP/システム拡張/プログラム開発といった手間やコストをかけることなく、簡単かつ迅速に企業のスマートフォン対応が実現できる。同社によれば既存のケータイサイトのシステムに対する影響はほとんどなく、スマートフォン内で動作するためシステム負荷およびパフォーマンス上の懸念もないという。具体的な機能は下記の通り。
JSファイルを読み込むだけで利用できる効果
- Viewportを自動で挿入し、ケータイサイトがそのままスマートフォンで見れる
- スマートフォンだけに適応するCSSを定義
- 半角カナを全角カナへ変換する
- ページ内リンクにスクロールアニメーションを挿入
- 絵文字を絵文字画像に変換する
- STYLE属性中のfont-sizeプロパティの変換(文字サイズの調整)
HTML中の要素にclass属性を埋め込むことで実現できる機能
- 指定した要素以下を削除
- 指定した要素以下を別の文字列で置き換える
- STYLE属性を無効にし、クラス属性で指定したクラスセレクタを有効にする
- スマートフォンIF(リスト)に変更する
同社はケータイサイトのスマートフォン対応促進を目指し、サービスの提供を行う。こうした取り組みを通じて、同社の本格的な変換ソリューション「roundabout」の導入を企業が検討するきっかけを創出していく考え。
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