Web閲覧に使うデバイス、スマホやタブレットが1割に――NetApplications調べ:調査リポート
スマートフォンやタブレットの普及に伴って、Webの閲覧にモバイル端末を利用するユーザーが増えている。Webブラウジングに使われる端末のうち、モバイル端末の占める比率が初めて1割に達した。
スマートフォンやタブレットの普及に伴って、Webの閲覧にモバイル端末を利用するユーザーが増えている。Net ApplicationsのNetMarketShareの10月度の統計によると、Webブラウジングに使われる端末のうち、モバイル端末の占める比率が初めて1割に達したという。
インターネット技術のトレンドを計測する部門のNetMarketShareが、Webブラウジングに利用されるデバイスのカテゴリーについて調査を実施。Webブラウジングデバイスはデスクトップ(ノートPCを含む)が主流となっており、2011年12月はデスクトップが91.99%、モバイル(スマートフォンとタブレット)が7.67%だった。これが2012年9月にはモバイルが8.94%となり、10月に1割(10.29%)を突破した。なお、NetMarketShareのデータはブラウジングのみで、アプリを経由したアクセスは含まれていない。
10月度のブラウザシェアの内訳は「Safari」が60.3%、「Android Browser」が25.95%で、SafariとAndroid Browserの2種類で9割近く(86%以上)を占めた。Safariは2012年2月以降、60〜66%と推移しており、Android Browserは9月に20%に到達。10月は一気に5ポイントシェアを増やした。SafariとAndroid BroswerはiPhoneとAndroidスマートフォンにプリセットされているブラウザで、ダウンロードして入手するブラウザでは総合3位の「Opera」が最多となる。しかしOperaのシェアは2011年12月の21%から減少しており、10月は8%となった。
上位3ブラウザ以降は、「BlackBerry」「Symbian」などが続くが、シェアはいずれも2%以下になっている。
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