最新記事一覧
今回は連載「アニメビジネスの今」最終回。2012年のアニメ産業データの速報値を読み解きながら、テレビ放映開始50周年となるアニメビジネスの明日について考えていく。
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アニメの市場規模を増やすための議論を行ったアニメビジネス・パートナーズフォーラムのテーマ・ワーキング。そこで筆者が感じたのは「中国から東南アジアへのシフト」「オールジャパン体制」の2つであるという。
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ビートルズやハリウッド映画が社会を席巻したのも今や昔。エンタメ業界の売り上げを見ると、アニメを代表として多くの分野で日本作品のシェアが高くなっているのだ。
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日本のコンテンツビジネスの祖とも言える手塚治虫。長年にわたり、ヒット作を描き続けてきたが、その原動力となったものは何なのだろうか。
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マンガやアニメの“神様”と呼ばれ、そのビジネスモデルにも大きな影響を与えた手塚治虫。これほどまでに稀有な人材は、どのようにして生まれたのだろうか。「時代・社会」「文化」「地域」「家庭」の4つに分けて探ってみた。
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2013年はテレビアニメ『鉄腕アトム』が放映開始してから、ちょうど50周年にあたる年。日本のテレビアニメの基礎を築いた『鉄腕アトム』の意味を改めて考えてみたい。
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スタジオジブリ作品の公開がなかったにもかかわらず2012年の劇場アニメは好調、テレビアニメの制作分数も前年以上となる見込みだ。2012年最後の記事ということで、2012年のアニメビジネスを振り返ってみたい。
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11月にルーカスフィルムを買収したディズニー。ここ数年、さまざまな企業の大型買収を行っているディズニーだが、その意図はどこにあるのだろうか。ディズニーのビジネスモデルを分析する。
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かつてはスター俳優が軸となって制作されていたハリウッド映画。しかし、収益手法の多様化によって、“アニメ”と似たようなビジネスモデル、作り方になっているのである。
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アニメ業界では「動画が海外にアウトソーシングされると、国内で原画を育てる機会がなくなるので空洞化してアニメーターが足りなくなる」と言われつつも、足元では若手アニメーターがある程度育っている。どうして、そのような懸念が生まれるのだろうか。
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1990年代から言われているアニメ産業の空洞化。しかし、実際には海外へのアウトソーシングがありながらも、若手は育っている。その背景にはアニメスタジオが研修をしっかり行っていることがあるようだ。
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日本に先立ち、動画や仕上げといった下請け工程をメキシコなどにアウトソーシングしていた米国。しかし、歴史を見ると、それによって競争力が失われたということはないようだ。
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アジア諸国への外注増加で技術移転が起こり、日本アニメの地位が脅かされるという話をしばしば耳にする。しかしデータを見ると、日本からの技術移転によって各国で自国製アニメが育ったという例は多くないようだ。
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定番作品が少ないことなどから、例年それほど盛り上がらない秋冬劇場アニメ。しかし、今年は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』『009 RE:CYBORG』『魔法少女まどか☆マギカ』といった大作が公開されることもあり、いつもとは違う様相を見せているのだ。
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リーマンショック以降、4年連続で減少していたテレビアニメの放映分数。しかし、このほど発表された「アニメ産業レポート2012」によると、2011年は増加に転じたという。今回は「アニメ産業レポート2012」の内容を詳しくお伝えする。
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出版物販売の3冊に1冊がマンガという日本。一方、海外では、アメコミが有名な米国でさえも市場規模は日本の10分の1程度に過ぎないようだ。
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日本ではコミック誌とコミックスを合わせた年間販売数は10億冊弱で、出版物全体の36%を占めている。しかし今、コミック誌の売り上げ減少で、日本のマンガ業界を支えてきたシステムが崩れようとしている。
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原作がマンガに集中している日本アニメ。一方、米国アニメのほとんどはオリジナル脚本によるもの。その背景にはハリウッドの脚本文化があるようだ。
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世界に通用しているアニメを作っているのは現在、日本と米国の2つだけ。しかし、日本アニメと米国アニメではその原作のあり方が異なっている。日米アニメの原作形態について2回に分けて解説するが、前編では日本アニメでマンガ原作が大きな地位を占めている現状を紹介する。
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特にキッズ・ファミリー向けアニメのビジネスを展開する上で欠かせないのが、アニメキャラクターを使ったビジネス。キャラクタービジネスの中で、アニメキャラクターを使ったビジネスはどのくらいの規模となっているのだろうか。
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毎年好例となった東京都現代美術館におけるスタジオジブリ制作の企画展。今年は『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督が館長となり、特撮展示が行われることとなった。今回は特撮とアニメの関係性や、それを通じて見えてくる世界的な映像のトレンドを分析する。
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年間を通じて最大の市場となる夏休みの映画興業シーズン。多くの劇場アニメが公開されるが、『おおかみこどもの雨と雪』や『NARUTO』、『メリダとおそろしの森』など注目の作品を取り上げ、その先行きを占う。
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日本を代表するアニメ監督である高畑勲氏や宮崎駿氏が70歳を超えても制作を続けていることや、若手の労働環境が厳しいものがあるため高齢化が進んでいると言われるアニメ業界。実際はどうなのか調べてみた。
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AKB48が席巻している、昨今の日本の音楽シーン。しかし、長期的に見るとアニメソングも大きな位置を占め続けており、海外からの著作権収入では他ジャンルを圧倒しているのである。
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西欧ではロボットに対する嫌悪感がありながらも、米国で『トランスフォーマー』はヒットしている。それが実現できた背景には、米国サイドがクリエイティブをコントロールして、ローカライズを行っているからかもしれない。
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30周年を迎え、お台場のダイバーシティではアトラクションも作られているガンダム。しかし、日本に比べ、海外ではそれほど人気はない。ガンダムに限らず、ロボットアニメが海外で受け入れられない背景には“フランケンシュタイン・コンプレックス”があるという。
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政府の強力な後押しによって、中国のテレビアニメの制作分数は2008年に日本を越え、現在では約2.5倍にもなっている。筆者は先日行われた中国最大のアニメフェア、杭州アニメーション・フェスティバルを訪れ、一躍アニメーション大国となった中国の内情を探った。
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先日公開された映画『ジョン・カーター』のアンドリュー・スタントン監督のように、米国ではアニメーション映画で実績を積んだ監督が、実写映画にも進出する例が増えている。実写映画でもCGが活用されるようになったため、「デジタルの画作りが分かる」人材が求められていることが背景にある。
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『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など、映画史に残る作品を数々送り出してきたスタジオジブリ。しかし今、その劇場オリジナルアニメ中心のビジネスモデルが揺らぎつつある。
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『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など、映画史に残る作品を数々送り出してきたスタジオジブリ。世界の映画史におけるその位置付けを改めて確認し、何が今、課題となっているのかを探る。
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