フィアットグループオートモービルズジャパンは3月24日、2気筒エンジン「TwinAir」を搭載するフィアット500/500C TwinAirを発売する。価格は、215万〜279万円。
フィアットパワートレインテクノロジーズ(FPT)が開発したTwinAirは、マルチエアシステムを組み合わせて吸気効率を向上し、燃費性能の改善を目指した。燃費は、ガソリン1リットル当たり21.8キロ(10・15モード)だ。CO2の排出量でも、同一パフォーマンスクラスのエンジンに比べて約30%削減できた。
気筒数が少ないこともあって小型化され、出力性能が等しい一般的な4気筒エンジンと比べると、約23%短く、約10%軽く仕上がっている。しかし、インタークーラー付きターボ直列2気筒マルチエアエンジンの排気量は875ccに過ぎないが、最高出力は63キロワット(85馬力)/5500rpm、最大トルクは145ニュートンメートル/1900rpmを生み出す。特にトルクでは、同一排気量の従来型エンジンに比べて約15%も向上。これは、エンジン低回転域や過渡域に吸気バルブを早いタイミングで閉めることによるという。
500/500C TwinAirのサイズは3545×1625×1515ミリ(全長×全幅×全高、500Cの全高は1505ミリ)で、ホイールベースは2300ミリ。車両重量は1010キロ(500 TwinAir POP)、乗車定員は4人。ラインアップと価格は以下のとおりだ。
車種名 | 価格 |
---|---|
500 TwinAir POP(500ツインエアポップ) | 215万円 |
500 TwinAir LOUNGE(500ツインエアラウンジ) | 245万円 |
500C TwinAir LOUNGE(500Cツインエアラウンジ) | 279万円 |
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