現代によみがえった伝説のスポーツカー「SLS AMG ロードスター」(1/2 ページ)

» 2011年10月06日 18時06分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 メルセデス・ベンツ日本は、スーパースポーツ「SLS AMG」のオープントップモデル「SLS AMG ロードスター」を発売した。納車は2012年1月を予定する。価格は2590万円。

SLS AMG SLS AMG ロードスター(画像をクリックすると拡大します)

 SLS AMG ロードスターは9月に開催されたフランクフルトモーターショー2011でワールドプレミアになったモデルだ。2メートル近いロングノーズ、大きく後退した低いコックピット、時速120キロ以上で自動的に立ち上がるリトラクタブルリアスポイターを備える短いテールエンド、2680ミリというロングホイールベースにフロント19インチ、リア20インチのアルミホイール。まさに、メルセデス伝説のスポーツカー「300 SL ロードスター」のデザインアイコンだったロングノーズ&ショートデッキを現代流に解釈したスタイリングだ。

 ボンネットはフロントに向かって曲率が大きくなり、ボンネット後端にある2つのベンチレーショングリルを飾る4本の「シャドウシルバー」フィンも同様のデザイン。航空機技術からヒントを得て作られたシェイプは、ボディをかすめる気流の速さを視覚的に表すことでダイナミックな外観を生み出している。

SLS AMG (画像をクリックすると拡大します)

 エンジンをフロントアクスル後方に搭載したフロントミッドシップ形式で配置した自然吸気の6.3リッターV型8気筒「M 159」は、最高出力420キロワット(571馬力)/6800rpm、最大トルク650ニュートンメートル/4750rpmを生み出す。静止状態から時速100キロまでの加速は約3.8秒、最高速度は時速317キロ(リミッター作動)だ。パワーウエイトレシオは2.9キロ/馬力。

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