ドーの クラフト/アート/プロダクト 展(2/3 ページ)

» 2011年10月30日 20時17分 公開
[エキサイトイズム]
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フランス・ナポレオン時代のソファ

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 古い家具や部品を使ってユニークな作品を作り続けているパリ在住のアーティスト・矢倉理江さん。パリに住んですでに20年以上、あらゆる蚤の市やアンティークショップに通じた彼女は無類の古物の目利き。そんな彼女が一目ぼれしたのがこの19世紀に作られたソファ。当初赤いベルベットの生地が貼られていましたがさすがにボロボロに。今回フランス製の丈夫なリネンの生地に張り替え、シックでエレガントなソファに生まれ変わりました。

エリック・ホグランのガラス作品

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 スウェーデンの彫刻家、ガラスデザイナーであるエリック・ホグラン(1932〜98年)さん。若くしてスウェーデンを代表するガラスメーカーであるボダ(BODA、1864年創業)で1953年から73年のあいだデザイナーとして活躍。独創的な作品を次々に発表し、高い評価と人気を得ました。1957年には北欧のデザイナーに与えられる最も権威ある賞であるル二ング賞を受け若くして注目を浴びます。今回ここに展示されている作品は1950年代から60年代初頭にかけて作られた、ホグランさんがその最もみずみずしく、純粋な作家性を発揮していた若き日の作品です。

ルイジ・ギッリの「アトリエ・モランディ」

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 イタリア、レッジョ・エミリア出身の写真家ルイジ・ギッリ(1943〜92年)さんが撮影した画家モランディのアトリエを撮影したシリーズの写真。ギッリさんは1970年代から風景や建築などをスタティックかつ独特の色調で撮影した、アメリカの「ニューカラー」作家に通じる作風で知られています。この画家モランディのアトリエを撮った作品は、かつて須賀敦子全集の表紙に使われたこともあり、ギッリ作品として日本で最も知られたシリーズの1つです。

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