仕事に、遊びに。香港3泊4日でエネルギーをフルチャージ秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(4/6 ページ)

» 2012年01月16日 10時00分 公開
[秋本俊二,Business Media 誠]

ジャズ・バーで香港の夜を満喫

飛行機と空と旅 尖沙咀にあるジャズ・バー「ネッドケリー・ラストスタンド」

 ゆっくり食事を楽しんだあとは、歩いて5、6分のところにあるジャズ・バー「ネッドケリー・ラストスタンド」へ。ここは私のお気に入りで、香港を訪れると必ず1度は足を運ぶ。

 時節柄、演奏される楽曲の半分近くがクリスマスソングだった。2回目のステージが終わり、時計をみると、すでに深夜0時を回っている。降りてきた顔見知りのバンドマスターに「またね」と言って席を立とうとすると、彼は私を引き止めた。

「1時からもうワン・ステージあるよ。香港の夜はこれからさ」

 店を出たのは結局、深夜の2時。ホテルへのタクシーを拾おうと通りに出ると、ビジネスマンや若者のグループがそれぞれに車をつかまえようとしている。帰宅する雰囲気ではない。まだまだ遊び足りないといった感じだ。こっちの人たちのエネルギーはすごいな、と思う。香港は来るたびに変わっていて、エンターテインメントにあふれ、遊びには事欠かない。朝まで賑わっているナイトクラブにでも繰り出すのだろうか。羨ましいなあと呟きながら、酔った身体にビクトリア湾の冷たい風が心地よかった。

エンターテインメントにあふれた街

飛行機と空と旅 毎日、昼過ぎまでエグゼクティブラウンジで執筆作業に没頭

 滞在3日目。昼過ぎにエグゼクティブラウンジでの仕事を終えてロビーフロアに下りると、背中から「忙しそうですね。お仕事は順調ですか?」と声がかかった。ホテルの広報担当、ステファニー・フォンさんだ。

 「目標を上回るペースで進んでいます」と私は答えた。「これからまた街に繰り出すのですが、どこかお勧めは?」

 彼女はいくつか“遊び”の候補を挙げてくれた。中環(セントラル)までブラブラ歩いてもいいですし、興味がおありでしたらランタオ島まで地下鉄で遠出して、観光ロープウェイ「ゴンピン360」に乗ってみるのも楽しいのでは? 彼女はそう言って笑みを浮かべ、そして「いまのクリスマスの時期の香港もいいですが、本当は旧正月の香港を体験してほしかったな」とつけ加えた。

飛行機と空と旅 香港島の目抜き通りを走る世界で唯一の2階建てトラム
飛行機と空と旅 ランタオ島の「ゴンピン360」も人気のアトラクションだ

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