デトロイトモーターショー、注目モデルとトピックまとめ(2/2 ページ)

» 2012年02月01日 11時49分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
前のページへ 1|2       

 電気パワーユニットを取り入れた高効率パワートレインの拡大という意味では、メルセデス・ベンツやBMWなどドイツブランド勢が、ラインアップの中核を担うサルーンモデルの市販型ハイブリッドを初公開したこともトピックだ。

 メルセデス・ベンツはEクラスをベースとした「E400 ハイブリッド」「E300 BlueTECハイブリッド(ディーゼルハイブリッド)」の2モデルを公開。Eクラスのハイブリッドモデルは、すでに日本導入もアナウンスされている。

エキサイトイズム

 BMWは排気量3リッターの直列6気筒ターボエンジン+モーターからなるハイブリッドユニットを新型3シリーズのシャシーに搭載した「アクティブハイブリッド3」を披露。ライバルのCクラスやA4などはまだハイブリッドモデルを導入してはおらず、欧州プレミアムコンパクトサルーンでは、現状唯一のハイブリッドモデルとなる。

エキサイトイズム

 フォルクスワーゲンは、エントリーサルーンのジェッタ(日本未導入モデル)に排気量1.4リッターTSIエンジン+モーターのユニットを搭載した「ジェッタ ハイブリッド」を発表している。

エキサイトイズム

 またSUVレンジにおいては、スウェーデンのボルボが「XC60 プラグインハイブリッド(PHV)」を初公開。

エキサイトイズム

 最大出力280馬力、最大トルク380ニュートンメートルの直列4気筒ターボエンジンに、最大出力70馬力、最大トルク200ニュートンメートルのモーターを組み合せたハイブリッドユニットを搭載する。システム総出力は最大350馬力という強力なものだ。その一方で、2.3リッター/100キロ(約43.5キロ/リッター)という省燃費性能、わずか1キロ走行当たり53グラムに抑えられたCO2排出量など、ダイナミックな動力性能とともに環境性能も際立って優れているのが大きな特徴だ。

エキサイトイズム

 プリウスPHVの発売をスタートさせるトヨタが、早くも次世代PHVのコンセプトモデル「NS4」を出展したほか、米国フォードは基幹モデルである新型「フュージョン」にPHVモデルの設定を発表。PHVが広く知られ、また一般カスタマーへの供給が広まりを見せることで、その実力が大きくクローズアップされることとなるだろう。

エキサイトイズム

 国際モーターショーはあらゆるモビリティのトレンドが露となる表舞台。3月にはデトロイトショーと同じく世界5大国際ショーの1つに数えられる「ジュネーブモーターショー」が控えている。ハイセンスなモビリティの情報が入り次第、お伝えしていきたい。

前のページへ 1|2       

Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.