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» 2012年02月16日 12時08分 公開

今週末見るべき映画『ドラゴン・タトゥーの女』(2/2 ページ)

[二井康雄,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
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Story

 冬のストックホルム。ミカエル・プルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)は、ジャーナリストで、オピニオン雑誌「ミレニアム」の発行責任者の1人だ。ミカエルは、経済界の大物、ハンス=エリック・ヴェンネルストレムの6000万クローネ(約7億2千万円)にもなる公金横領や、政界との癒着などの悪事を暴いた記事を執筆、名誉毀損で訴えられる。判決は有罪、ミカエルは15万クローネ(約180万円)の賠償金を支払うこととなる。

エキサイトイズム

 ミカエルは、「ミレニアム」の共同の発行責任者で編集長、エリカ・ベルジェ(ロビン・ライト)に迷惑をかけることを考慮して、しばらく休暇をとる。

 同じころ、スウェーデンのかつての経済界の大物で、老いたとはいえ、富豪のヘンリック・ヴァンゲル(クリストファー・プラマー)が、ミカエルの身辺調査をセキュリティ会社に依頼する。調査を担当したのは、リスベット・サランデル(ルーニー・マーラ)というまだ若い女性だ。鼻や耳にピアスを付け、短く刈った髪、黒ずくめのパンクファッションに、小柄な身を包む。背中には一面、あざやかなドラゴンのタトゥーを彫っている。無口で無表情、眼光鋭く、一見、調査員とは思えないが、その能力は超一流。得意のハッキングを駆使して、見事なレポートをまとめあげる。

 ミカエルの許に、ヘンリックの弁護士から連絡が入る。ミカエルは、ヘンリックの住むヘーデスタ島に向かう。ヘンリックは、ミカエルに、ヴァンゲル一族の過去を語る。

 40年前、ヘンリックの甥の娘にあたる16歳のハリエットが失踪した。ヘンリックは言う。「利己的で酷い連中ばかりの一族だが、ハリエットだけはまとも、いちばん可愛がっていた」と。

 以来、毎年、ヘンリックの誕生日に、ハリエットの名前で、額に入った押し花が送られてくる。ヘンリックは、一族の誰かがハリエットを殺害し、ハリエットに成り代わって、押し花を送りつけているのではないか、とミカエルに自らの推理を語る。表向きはヘンリックの評伝を執筆することだが、実は、事件の真相を調査してほしいというのが、ヘンリックの依頼であった。多額の報酬である。裁判敗訴の賠償金もさることながら、ヘンリックは、かつての部下だったヴェンネルストレムの秘密を教えてもいいとの条件に、ミカエルは調査を引き受ける。ヴァンゲル一族の資料を整理しながら、ミカエルの調査、取材が進む。一族のさまざまな過去が明らかになっていく。ヘンリックの話したとおり、酷い一族のようである。

 ヘンリックの兄のリカルドとハラルドは、ユダヤ人を迫害し続けるネオナチであった。リカルドの息子ゴッドフリードは酔っぱらって溺死、その娘がハリエットである。ハリエットの兄マルティンともども、母親から見捨てられ、ヘンリックが兄妹の面倒をみていた。マルティンは今、ヴァンゲル・グループの会長である。妻を亡くしたハラルドは、まだ存命で、ヘーデスタ島に住んでいる。長女セシリアとは口も聞かず、次女のアニタは、ロンドンに行ったきり、一度も島には帰っていない。

 ミカエルは、残されたハリエットの写真などから、取材、調査を続けている。ふと、ハリエットの日記に記された不思議な記述を見つける。「Magda−32016 Sala−32109 RJ−30112 RL−32027 Mari−32018」(原作の表記)。

 途方にくれるミカエルにヒントを与えてくれたのは、ミカエルの娘ペニラだ。ミカエルは妻と離婚している。たまたまペニラが、ヘンリックの用意したコテージに父親を訪ねた時だった。壁に貼られたメモを見て、ペニラは、聖書からの引用とほのめかす。しかし、それ以上、この暗号のような引用を解明するには至らない。

 リスベットは、幼い頃からの問題児で、精神病院に入っていたこともあって、いまなお後見人の保護下に置かれている。脳溢血で倒れた後見人の代わりに、ビュルマンという弁護士が新しい後見人になる。これが、酷い後見人で、報告書に書く内容や、生活費を払う見返りに、リスベットに性的な奉仕を迫る。

 リスベットは、ビュルマンにレイプされる様子を隠しカメラで撮影、逆にビュルマンを脅し、その腹に「私はサディストの豚、レイプ犯です」とタトゥーを彫りつける。

 調査能力を買われたリスベットは、ヘンリックの手配で、ミカエルのアシスタントになる。リスベットは、ミカエルに協力し、ハリエットの残した旧約聖書の引用から、スウェーデンで起きた未解決の連続殺人事件と関係のあることを突き止める。

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 さらに多くの調査、取材、推理が続く。やがて、ヴァンゲル一族の秘められた謎と、ハリエットの残した写真や、聖書の暗号解読から、真相が解明されようとするが。

2月10日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー


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