これがファーストクラスの最高峰、エミレーツ航空の「プライベートスイート」だ秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(2/3 ページ)

» 2013年01月23日 17時00分 公開
[秋本俊二,Business Media 誠]

自分のペースでディナーを楽しむ

飛行機と空と旅 搭乗後はドン・ペリニョンで歓迎

 EK319便は22時に成田を出発する。夜間フライトを利用する際に迷うのが、機内での食事だ。オーダーしようか、スルーして寝てしまおうか。夜中の食事は控えるケースも多いのだけれど、エミレーツ航空のファーストクラスを利用して食事を楽しまない手はない。

 離陸して1時間が経過した。後方のビジネスクラスではディナーのサービスが始まっている。しかしここファーストクラスのキャビンには、メニューは配られたものの、まだ何も運ばれてこない。決まった時間がないからで、乗客一人ひとりが自分のペースでそのつど客室乗務員を呼び、到着の1時間前まで好きな物を好きなときにオーダーできる。深夜便であることを見越して昼食を軽めに済ませ、夕食は摂らずに機内に乗り込んだ私は、担当クルーを呼んでまずはオードブルをオーダーした。

 玉ねぎ&ゆで卵のみじん切りやサワークリーム、レモンなどが添えられた冷製キャビアを、ワインを飲みながらゆっくり時間をかけて味わう。どのメニューも、同エアライン専属のシェフが世界各地から仕入れた新鮮な食材を使い、1万メートルという高度が人々の味覚に与える影響までを考慮して調理されたものだ。そしてメインは、フレンチマスタードソースで味付けした最高級牛フィレ肉のソテー。満足のいく一品だった。

飛行機と空と旅飛行機と空と旅飛行機と空と旅 (左)冷製キャビアでディナーをスタート(中)ふっくら焼き上げたパンが食欲をそそる(右)メインには牛フィレ肉のソテーをチョイス

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