いまさらですがフィットハイブリッドってどうよ?:車は乗らなきゃ分からないことだらけ(2/2 ページ)
「フィットといえばシャトル」「プリウスといえばα」とハイブリッドカー勢がワゴン対決に移りつつある今。だからこそ原点であるフィットハイブリッドに乗っておこうと思い立って試乗しました。
まるで500ccくらい大きなエンジンの車に感じる
軽くアクセルを踏み込んでみます。この瞬間は「おや? 普通のフィットも、フィットハイブリッドも変わらないぞ?」という印象。しかし、アクセルをグッと踏み込んだ瞬間、まるで別物のクルマのように感じます。
通常のフィットは若干パワー不足を感じ、エンジンも苦しそうに高い回転数で回り出します。しかし、フィットハイブリッドはエンジン回転はさほど上がらず、モーターアシストをうまく利用してグングン加速します。
当然、床までべったりアクセルを踏み込めばフィットハイブリッドでもエンジンが高回転まで回りますが、そこまで踏み込まなくても十分な加速をしてくれます。お世辞にも遮音性が高いとはいえないクルマだけに、エンジンの回転数が低回転のまま加速してくれるのはありがたい。
やっぱり軽さは武器です
トヨタのハイブリッドシステムに比べると、軽量・コンパクトに設計されているフィットハイブリッドは、コーナリング中の姿勢の安定性にも大きなアドバンテージがあります。
プリウスの場合、コーナーではクルマの重量が非常に気になります。それに比べ、フィットハイブリッドは軽快そのもの。普通のフィットと比べても大きな差を感じることがありません。ボディ剛性もフィットの方が上に感じます。このボディー剛性もコーナリング中の姿勢に大きく影響しているのではないでしょうか。
パッケージングは、さすがの一言
パッケージングには定評のあるフィット。でも、「ハイブリッドになってどうなのよ?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
はっきり言って心配ご無用。比べてみなければ分からないレベルです。比べてみれば、たしかに荷室は少し底上げされていますし、フィットにはある床下の小さな荷物スペースが、フィットハイブリッドにはありません。
しかし、十分な荷室スペースが確保されており、「狭くなったなあ」なんて印象はほとんど感じません。後席も前方へ倒すことが出来るので、大きな荷物を積むときも不便さを感じないでしょう。エンジンを主体としたハイブリッドシステムのため、バッテリーが小さくすんでいるからこそできたのではないでしょうか。
このハイブリッドカーが159万円からという価格で買えるのだから本当に驚くばかりです。フィットに比べると30万円以上の価格差がありますが、装備を考えるとフィットハイブリッドの方が豪華です。
装備分も含めて価格差を考えると15万円程度の差になります。これで500cc大きなクルマに乗っている感覚を得られるとしたらお得ではないでしょうか。
この感覚は文字で伝えようとしてもなかなか難しい。だから、ぜひお店に足を運んで試乗してみてほしい。そして、フィットとフィットハイブリッドを乗り比べてほしい。何故なら車は乗らなきゃ分からないことだらけなのだから。
項目 | 詳細 |
---|---|
グレード | Fit HYBRID スマートセレクション |
価格 | 172万円 |
サイズ | 3900×1695×1525ミリ(全長×全幅×全高) |
燃費 | ガソリン1リットル当たり26キロ(JC08モード)、同30キロ(10・15モード) |
エンジン最高出力 | 65キロワット(88馬力)/5800rpm |
エンジン最大トルク | 121ニュートンメートル/4500rpm |
モーター最高出力 | 10キロワット(15馬力)/1500rpm |
モーター最大トルク | 78ニュートンメートル/1000rpm |
試乗協力
Honda Cars千葉 穴川店
住所:263-0051 千葉県千葉市稲毛区園生町384−25
TEL:043-207-6000
営業時間:10:00〜19:00(ショールーム)
定休日:第3火曜日
営業さんからの一言
フィットの展示車はラインアップが豊富で、珍しい色も含めてかなりの台数をそろえています。フィット以外の試乗車も千葉県内で一番種類が豊富です。お気軽にお立ち寄りください。
popo柿澤の独り言
フィットハイブリッドは実燃費でも20キロくらいは走るみたいなので、本当に魅力的です。フィットハイブリッドは違和感も少なく、ホントにお勧めできる1台だと思いますが……。筆者がハイブリッドカーを買うならば、もっといろんな車種でハイブリッドカーが出てからかな。もう少しガソリンをジャブジャブ使ってクルマを楽しみます(笑)
※この記事は、誠ブログ「今更ですがFitハイブリッドってどうよ?」を転載しています。
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