ハーマンミラー、「ネルソンラウンドテーブル」を今風にアレンジ
ハーマンミラーの革新性とデザインヘリテージを振り返る「ハーマンミラーセレクト」の第4弾。限定30台で、価格は9万8700円。
ハーマンミラージャパンは、「ハーマンミラーセレクト」の第4弾として、1961年に発売した「ネルソンラウンドテーブル」を今風にアレンジした限定版を2012年1月7日に発売する。限定30台で、価格は9万8700円。
ネルソンラウンドテーブルは、ハーマンミラーのデザインディレクターとして活躍したジョージ・ネルソンさんが1961年にデザインし、1964年まで販売したテーブル。当時はウオールナットやチーク材が使われたが、限定版は5層のアメリカヌマミズキの積層合板を採用。これに、ホワイトアッシュやウオールナット、サントスパリサンダーを使った象嵌により日輪模様をあしらった。これは同じくネルソンさんがデザインした時計「フロック オブ バタフライズ(Flock of Butterflies)」からインスピレーションを得ている。
テーブルのサイズは、457×432ミリ(直径×高さ)。トレーのみの受注販売も行う。こちらは457×4.5ミリ(直径×天板厚み)で、価格は7万1400円。1月7日〜2月6日までの期間限定だ。
ネルソンさんは、デザインディレクターとして1945年〜1972年まで活躍。デザイン哲学として、「何を作るかが重要だ」「デザインはビジネスに不可欠なもの」「製品は正直でなければならない」「作りたいものを自分で決める」「グッドデザインの市場はある」を掲げ、ハーマンミラーの企業理念に大きな影響を与えた。また、ハーマンミラーのロゴやカタログのデザインを手がけたり、チャールズ&レイ・イームズさん、アレキサンダー・ジラードさんらを同社に紹介したりしている。
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