「シロッコ R RECARO」、東京モーターショーのデザインモデルがそのまま市販化
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「Scirocco R RECARO」の予約受付を開始した。100台限定で、価格は533万円。発売は5月上旬を予定する。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2月7日、シロッコの最上級モデルにレカロのスポーツシートを装着した「Scirocco R RECARO」の予約受付を開始した。100台限定で、価格は533万円。発売は5月上旬を予定する。
Scirocco R RECAROは、第42回東京モーターショー2011で参考出品した「Scirocco R デザインスタディ」を市販化したもの。最大の特徴だったレカロスポーツシートと、ブラック塗装を施した19インチホイールを最大限に生かすため、ボディカラーには白(キャンディホワイト)と黒(ディープブラックパールエフェクト)の2色を用意する。
レカロ製のシートは、レザーとマイクロファイバーを組み合わせたフルバケットタイプ。また、足元には、19インチアルミホイールに235/35R19という低扁平タイヤ。デザインやサイズは東京モーターショーに参考出品したものをそのまま装着している。
一般的に、このような横幅の薄い低扁平タイヤを採用すると、スポーツ性能は向上するものの乗り心地は悪化する。そこで、ユーザーが任意にサスペンションの減衰力を「スポーツ」「ノーマル」「ソフト」に切り替えられるアダプティブシャシーコントロール(DCC)を標準装備した。
2リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンの最高出力は188キロワット(256馬力)/6000rpm、最大トルクは330ニュートンメートル/2400〜5200rpm。トランスミッションには6速デュアルクラッチを組み合わせ、燃費はリッター13キロ(10・15モード)。
このほか、フルカラーのマルチファンクションインジケーター、初採用となるSDナビゲーションシステム(720SDCW)なども専用装備する。ボディサイズは4255×1820×1420ミリ(全長×全幅×全高)、車両重量は1410キロ、乗車定員は4人。
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