「軽めの味がほしい」――スターバックスに浅めの焙煎「ブロンド ロースト」
スターバックスコーヒージャパンは、既存のコーヒー豆よりも浅く焙煎した新カテゴリー「スターバックス ブロンド ロースト」を導入。3月15日から新しく2ブレンドを追加する。
「スターバックスのコーヒーは、ちょっと強いよね。もっと軽めの味わいのコーヒーがあればいいのに」――そんなユーザーの声に応えるべく、スターバックス コーヒーが既存のコーヒーより浅めに焙煎した新カテゴリー「スターバックス ブロンド ロースト」を3月15日から展開する。
新たに展開するのは、軽めのコクと程よい酸味が特徴の「スターバックス ライトノート ブレンド」と、それよりもさらに浅くコーヒー豆を煎って、爽やかですっきりとした口あたりを持たせた「スターバックス ウィロー ブレンド」の2つ。店頭でのドリップコーヒーだけでなく、コーヒー豆(1100円、250グラム/440円、100グラム)、スティックタイプの「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス ライトノート」(1000円、12本入り/300円、3本入り)で展開する。
スターバックスコーヒーといえば、深煎り豆のエスプレッソを中心とした商品展開が特徴のシアトル系コーヒーの代表格。これまで中深煎りから深煎りのコーヒー豆を取り扱っていたが、それよりも焙煎時間が短い「ブロンド ロースト」は中煎りに当たる。
関根純CEOは、「浅めの焙煎でも従来製品と同様に、高品質なアラビカ種のコーヒー豆を用いた。コーヒーをお湯で割ったような“アメリカンコーヒー”とはまったく別のもの」という。ブロンド ローストの2製品は、約80通りの組み合わせから最適なブレンドを考案した。
また、従来販売していた11種類のコーヒーブレンドも、中深煎りの5商品を「ミディアム ロースト」、深煎りの6商品を「ダーク ロースト」として再編、パッケージデザインをリニューアルした。「これまでの生産地別のカテゴライズに加えて、味わいの指標として商品選びの参考になると思う」(柘野英樹プロジェクトリーダー)とのこと。
記者発表会では、新製品のライトノート ブレンドと、ミディアム ローストに属する「パイクプレイス ロースト」(店頭でのドリップコーヒーとして一番多く使われているブレンド)、ダーク ローストに属する「エスプレッソ ロースト」のテイスティングも実施。実際に記者がブラックで飲み比べてみたところ、ライトノート ブレンドは酸味が強くこれまでのコーヒーとは異なる味わいとなっていた。
なお、この3種類の飲み比べは、3月15日から18日にかけて全国のスターバックス店舗でも「Find the roast you love most」キャンペーンとして実施する。参加者全員に、気に入った焙煎カテゴリーのスターバックス ヴィア コーヒーエッセンス(次回来店時)を、テイスティングカップの底に「当たり」が出ればオリジナルストラップをプレゼントする。
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