ザ・ビートルの国内受注を開始――1000台限定でカブトムシデザインのナンバープレート
フォルクスワーゲンのDNAでもあるビートル。初代のイメージを現代風によみがえらせた21世紀のビートルが発売。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「ザ・ビートル」の受注を4月20日から始める。今回対象となるのは、レザーパッケージ仕様の上級グレード「ザ・ビートルデザイン」で、価格は303万円。納車は6月を予定する。
2011年の第42回東京モーターショーで発表した3代目ビートル。キャッチフレーズ「The 21st Century Beetle(21世紀のビートル)」を掲げ、フォルクスワーゲンのDNAでもあるビートルに、現代のクルマに求められる性能を満たした。
サイドビューでは初代ビートルのフォルムを再現したほか、インテリアでも初代のモチーフをベースにモダンによみがえらせた。ダッシュボードには、かつて存在した「ビートルボックス」と呼ばれる収納を再現する。
本国では3グレードが設定されているが、日本に導入するのはザ・ビートル デザインのファブリック仕様(250万円)とレザーパッケージ仕様の2モデルだ(ファブリック仕様の導入時期は未定)。
1.2リッター直列4気筒SOHCインタークーラー付きターボエンジンを搭載し、最高出力は77キロワット(105馬力)/5000rpm、最大トルクは175ニュートンメートル/1500〜4100rpm。7速デュアルクラッチミッションを組み合わせ、燃費はリッター17.6キロ(JC08モード)を実現する。
日本導入の最初の1000台を対象に、ザ・ビートルのロゴとカブトムシをデザインした限定ナンバープレートフレームをプレゼントする。ボディサイズは4270×1815×1495ミリ(全長×全幅×全高)、車両重量は1280キロ。ボディカラーは、キャンディホワイト、トルネードレッド、サターンイエロー、デニムブルー、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリックの全6色を用意する。
丸ビルで導入記念イベントを開催
さらに、導入記念イベント「The Beetle PARADE」を4月20日〜22日にかけて、東京・千代田区の丸の内ビルディング「MARUCUBE」で開催する。実車展示のほか、2011年10月から実施していたデザインコンテスト「THE HEART BEETLE」に投稿された6000点以上のデザインの中からセレクトした作品を巨大モニターや実車へのプロジェクトマッピング(3D投影)で映し出す。
4月20日には、俳優の井浦新さんが登場。井浦さんが選んだデザインをまとった実車をお披露目する。
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