球体デザインのインテリア感覚ハンディクリーナー「ORB」:試用インプレッション(3/3 ページ)
ちょっと気になるゴミを手早く掃除したい。そんなときこそハンディクリーナーの出番のはず。ブラック&デッカー「ORB」ならば、インテリア雑貨のようなオシャレな見た目で手近に置いておける。
明らかに吸引力がアップしたORB72
さて、従来モデルであるORB48と、新しく発売されたORB72との違いだが、はっきりとした差がある。まずは吸引力。ORB72は、新たに7.2ボルトの大型モーターとリチウムイオンバッテリーを採用したことで、カタログ上では吸引力が25%アップしている。
しかし体感的には、それ以上の差があるように思われた。特に、毛布やブランケットについた毛や埃を掃除するような場面では、吸引するゴミの量に明らかな差が出た。ただその分、動作音はほんの少しORB72の方が大きくなっているように感じた。
またフル充電に要する時間も、ORB48では6時間かかっていたのが、ORB72では3.5時間に短縮されている。この差は、日々使う上では意外と大きい。6時間かかるとなると、一度バッテリーが空になってしまうと「今日はこの辺にしておくか」となるが、3時間ちょっとでまた使えるようになるのであれば、「別の用事を済ませた後に、ほかのところも軽く掃除してみるか」という気も起きてくる。
1人暮らしの社会人であれば、朝出掛ける前にちょっと使って充電、そして夜帰宅して使ったらまた充電、といった使い方がメインになるかもしれない。そうした使い方であれば、ORB48でも十分なのかもしれない。なお、ORB48はフル充電の状態で最大約7分間、ORB72は最大約8分間の使用が可能になっている。
ちなみに筆者は、普段から一般的なハンディクリーナーをそれなりの頻度で使っていたのだが、やはり置き場所を選ぶのが気になっていた。ORBなら、すぐ手に届くところに置いておけるので、ちょっと気が付いたときにひょいと取り上げて、気軽に掃除ができる。日々こまめに身の回りをきれいにできるかどうかは、こうしたちょっとした手間の差が大きく影響するのかもしれない。
最後に、ORBは本体だけでなく、箱のデザインも何だかオシャレだ。デザインへのこだわりは、こんな細かいところにも表れているのかもしれない。
モデル | ORB72 | ORB48 |
---|---|---|
定格電圧 | 7.2ボルト | 4.8ボルト |
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー(1.5アンペア時) | 非公表 |
充電時間 | 3時間30分 | 6時間 |
充放電回数 | 非公表 | 非公表 |
連続作業時間 | 約8分 | 約7分 |
集塵方式 | バッグレスタイプ | バッグレスタイプ |
集塵容量 | 170ミリリットル | 170ミリリットル |
本体サイズ | 140×130×130ミリ | 140×130×130ミリ |
本体重量 | 約715グラム | 約750グラム |
希望小売価格 | 1万5750円 | 1万500円 |
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