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ボルボのSUV「XC60 T5 R-DESIGN」、スポーティな味付けを試す:試乗インプレッション(5/5 ページ)
現在、ボルボの全車種の中で、最も売れているモデルが何かご存じだろうか。世界中でベストセラーになったモデルは、何とミドルサイズSUVの「XC60」なのだ。
走行中に道路標識を自動認識してインパネに表示
さてボルボ車といえば、安全機能の面でさまざまな先進テクノロジーが採用されていることで知られるが、XC60 T5 R-DESIGNには新たに「ロードサイン・インフォメーション(RSI)」という機能が追加された。
これは、カメラセンサーで道路標識を自動認識し、その内容をインパネに表示してくれるというものだ。現時点では、日本の道路標識に関しては「制限速度」と「追い越し禁止」のみに対応しているというが、認識精度がなかなか高いのには驚いた。
例えば、制限速度が時速50キロの道ではインパネにきちんと「50」と表示され、制限速度40キロの道に入ればこの表示がきちんと「40」に切り替わる。この機能の精度を検証するために、あえて制限速度を意識しながら走ってみたのだが、かなり正確に認識できていると感じた。将来、さらに多くの道路標識が認識できるようになれば、安全面だけでなくさまざまな用途に役立てられそうだ。
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