恋みくじの結果は? 地元の人に愛されるヤギを見てきた:ハチロクに乗って、12時間・500キロの旅(後編)(4/7 ページ)
“うどん県”に行って、地元の人にオススメのスポットを聞く――。そんな使命(?)を受け、とある女性と一緒に現地へ。前編では、地元の人に親しまれている「コロッケ」を紹介されたが、後編ではどこへ行くことになったのだろうか。
ヤギは若い女性のところへ
道に迷いながらも、花公園にやって来た。なぜ道に迷ったかというと、公園の正式名は「市民集いの丘公園」なので、カーナビには表示されなかったのだ。そのことを知らなかったボクたちは地元の人に「花公園はどこですか?」と聞いて回り、なんとかたどり着いた。
正式名ではないのにもかかわららず、みなさんに知られていた「花公園」。それほど愛されているのだろう。公園の中を歩き回るヤギ、そしてそれを追いかける子どもたち――。そんな光景を想像しながら、公園の中に入っていった。
公園内はとてつもなく広かった。花もきれいに植わっているし、木もきちんと整えられている。微風が気持ちよく、鳥の鳴き声がここちよい。子どもたちは遊具で遊んでいる。でもいないのだ。見渡しても、見渡してもいないのだ。ヤギが……。
近くにいた植木職人さんに聞いてみると「公園のてっぺんにいてる、らしい」とのこと。イヤな予感がした。公園があまりにも広すぎて、てっぺんがどこにあるのか見えないのだ。ココからどのくらいかかりますかと尋ねると「いや〜ワシは行ったことがないからなあ」と。
別の人からは「クルマでしか行ったことがないけど、歩けば15分はかかるかなあ」といった答えが返ってきた。ク、クルマで行けるのか。でも公園内をクルマで移動できるのは関係者だけだ。ここであきらめれば、旅の企画がブレてしまう。ボクたちは、地元の人に愛されているヤギを見に行かなければいけないのだ。
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