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米国でG-SHOCKブームを仕掛けた男、その4つの視点――伊東重典氏G-SHOCK 30TH INTERVIEW(4/4 ページ)

G-SHOCKが誕生したのは83年。後に1990年代にG-SHOCK人気が爆発したのは、先行して米国でブームになったためだった。カシオアメリカでG-SHOCKブームを仕掛けたのが、同社の現会長兼社長の伊東氏である。伊東氏はどのようにG-SHOCKをブランドへ育てたのだろうか?

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G-SHOCKは、唯一無二のオリジナル

――米国で、G-SHOCKのライバルと思っているブランドはありますか?

伊東 こちらではFOSSILが強いんですが、カジュアルウォッチというカテゴリも同じだけど、でもあまりライバルと思ったことはないんですよね。NIXONかな。NIXONはいいマーケティングをしているよね。「ちょっと高くしすぎじゃない?」って思うこともあるけど(笑)。

 でも、G-SHOCKはあくまでG-SHOCK。オリジナルなんです。あまり他に比較する対象はない。これに勝とう、とか、これの真似しよう、といったことは、ほとんど考えたことないんです。

――なるほど……話は変わりますが、秋冬モデルもたくさん出ますね。伊東さんがお好きな、あるいは期待しているモデルを教えていただけますか?

伊東 今、期待してるのはクロコモデル。これは明らかに米国市場向けのG-SHOCKです。G-SHOCKの新しいのをやりたいなと思っていて、それは今のハイエンドよりもう一つ上、数千ドルのG-SHOCKをやりたいなと思っているんです。日本の「Mr.G」みたいな位置づけで、米国から発信して、世界へ羽ばたくようなモデルをやりたい。来年(2013年)を、僕は米国での集大成にしたいと思っています。

――そうなんですね。今日はどうもありがとうございました。

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