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テスラのEVセダン「モデルS」、2013年半ばから日本導入へ(2/2 ページ)
テスラモーターズのEVセダン「モデルS」が日本に到着し、東京・青山にあるショールームで公開された。2013年半ばに国内販売を予定する。
クルマを17インチタッチパネルで制御する
運転席に座ると目を惹くのが、17インチのタッチスクリーン。米NVIDIA製プロセッサー「Tegra 2」を搭載し、OSにLinuxを採用する。カーナビゲーションやオーディオだけでなく、ドアロックやルーフ、ボンネットオープンなどをはじめとする自動車制御コンソールにもなる。米国仕様では3G回線によるWeb閲覧も可能だ。
エンジンを搭載しないため、エンジンルームに相当するフロント部分は「フランク(フロント+トランクの造語)」と呼ぶラゲッジルームになっている。一方リアトランクは、ルーフごと開くハッチバックスタイル。くぼみが設けてあり、後ろ向きになるが子どもが2人座れるサイズの補助シートにもなる。
国内導入モデルはCHAdeMO方式の急速充電に対応
テスラは、モデルSを「4ドアサルーン」と呼ぶが、クーペ風のスタイリングでハッチバックという不思議なクルマだ。タッチディスプレイによるコンソールなど既存の自動車メーカーにない発想が楽しい。ボディサイズは、4973×2189×1426ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2960ミリ。
左ハンドル仕様を2013年夏ごろに、右ハンドル仕様を冬ごろ導入予定で、国内の2つ目の拠点も開設するという。また、国内仕様としてテスラ独自の充電コネクターにCHAdeMO方式の急速充電コネクターをつなぐ変換アダプターを開発することが決まった。
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