冗談ではない！ 写真でみる「シャア専用オーリス」：東京オートサロン2013

トヨタマーケティングは2013年1月9日、合弁会社「ジオニックトヨタ」の設立を宣言した。オーリスをベースにした「シャア専用オーリス」を市販化するというのだ。

[岡田大助，Business Media 誠]

　2012年8月にフルモデルチェンジした2代目「オーリス」。フォルクスワーゲン ゴルフなどのCセグメントハッチバックに対抗するため、欧州で徹底的に走り込んで作り上げたトヨタ自動車の意欲作だ。

オーリス、新車発表会のようす

　このオーリス、マーケティング活動も挑戦的だ。新車披露のアンヴェイルでは通常と180度異なる後ろ向きで登場したうえ、キャッチコピーは「常識に尻を向けろ！」。半裸の女性のお尻のアップから始まるテレビCMは「実は男性モデルでした」という構成で、過激なCMとして話題になった。

　そして今回紹介する「シャア専用オーリス」。初出は2012年8月のキャラクター＆ホビーイベント「キャラホビ2012」だった。機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツ（どちらかといえばモビルアーマー？）っぽいスタイルのオーリスを、同じく登場人物の1人であるシャア・アズナブル大佐の専用機風にアレンジしたものだ。

　しかも、である。話題づくりのショーカーかと思いきや、2013年1月になってこれを商品化し、2013年中に市販すると発表した。「魅せてもらおうか。オーリスの性能とやらを。」というシャアの有名なセリフのパロディとともに、新プロジェクト「ジオニックトヨタ」として架空の新会社の設立まで宣言したのだ。

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　ベースモデルとなるのは、1.8リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載する最上位グレード「RS “S Package”」。6速MTを組み合わせ最高出力は106キロワット（144馬力）／6200rpm、最大トルク180ニュートンメートル／3800rpmを発揮する。

　コンセプトモデルでは、専用エアロパーツの追加によってベースモデルよりも重量が20キロ増、全長が60ミリ、全高が50ミリ大きくなっている。詳細な価格、生産台数は未定だ。

形式番号「MS-186H-CA」が確認できる

ヘッドマークとボディ後部に「ジオン公国」の紋章がみえる

シャア専用機の特徴の1つでもある隊長機用のブレードアンテナももちろん装着済み