マツダ、3代目アクセラにハイブリッドモデル投入――燃費はリッター30.8キロ:ハイブリッドシステムはトヨタから(1/2 ページ)
マツダは、新型アクセラの予約販売を開始する。同一車種でガソリン、ディーゼル、ハイブリッドという3タイプを展開するのは国内メーカーで初めてだ。
マツダは、新型コンパクトスポーツ「マツダ アクセラ」の予約販売を10月10日から開始する。セダンモデルには、同社初となるハイブリッドモデルを投入するなど、日本メーカーとして初めて同一車種でガソリン、ディーゼル、ハイブリッドモデルを国内展開する。発売は11月21日〜。
3代目となる新型アクセラは、同社の代名詞となった「SKYACTIV」技術のほか、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を採用する。また、スマートフォンと連動したハンズフリー通話やSNS連携を実現するカーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT」も初搭載。情報量が飛躍的に増加することでわき見運転のリスクが大きくなるが、それを最小限にすることを目指した「Heads-Up Cockpit」コンセプトに基づいて提供する。
1.5リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」は、大幅なトルクアップと約26%の燃費改善を行い、セダンモデルでリッター19.6キロのJC08モード燃費を実現した。最高出力は82キロワット(111馬力)/6000rpm、最大トルクは144ニュートンメートル/3500rpm。
一方、2.0リッターガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」は、排気システムを4-2-1排気に変更し、トルクアップと約9%の燃費改善を行った。JC08モード燃費はリッター19.0キロ。最高出力は114キロワット(155馬力)/6000rpm、最大トルクは196ニュートンメートル/4000rpm。
ハイブリッドモデルは、専用チューニングの「SKYACTIV-G 2.0」に、トヨタからライセンス提供されるハイブリッドシステム「リダクション機構付きTHS II」を組み合わせる。これにマツダ独自の「排気熱回収システム」を追加することで、JC08モード燃費はリッター30.8キロを実現した。
エンジンの最高出力は73キロワット(99馬力)/5200rpm、最大トルクは142ニュートンメートル/4000rpm、モーターはそれぞれ60キロワット(82馬力)、207ニュートンメートル。ニッケル水素電池を搭載する。
関連記事
- 新型アクセラ、SKYACTIV TECHNOLOGY導入でどう変わった?
マイナーチェンジを経てSKYACTIV TECHNOLOGYを搭載したマツダ アクセラ。最近、元気のよい「第3のエコカー」勢にあって、2リッターエンジンを搭載するスポーティモデルの実力はいかに? - マツダのSKYACTIV DRIVEは理想のATだった
ロックアップ領域82%という6速AT「SKYACTIV DRIVE」。これを搭載した新型アクセラに試乗する機会を得たので、実際の走りはどうなのかを体験してきました。 - マツダが目指す「究極の内燃機関」実現の第一歩
「モーターも使わず、ガソリンエンジンだけでリッター30キロ?」――ここ数年、マツダのクルマづくりで注目を集めていた新技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」が、いよいよデビューする。マツダのクルマづくりの哲学がどのように変化するのか? パワートレインの開発責任者の意地を見た。 - マツダ アテンザ乗り比べ、好みのアテンザはどれだ?
今回、4種類のアテンザに試乗する機会を得た。セダンとワゴン、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン。ほぼすべてのモデルに試乗できたので、その違いを紹介したい。 - マツダ「アテンザ」に乗って鹿児島1泊2日の旅
アテンザを街中で見かけることが増えてきた。今回は景色の良いところでフォトジェニックなアテンザにフォーカスしたい! と意気込んだのだが、あいにくの曇り空に……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.