iPhoneに最適化されたフィットネスウオッチ、カシオ「STB-1000」ができること
「STB-1000」は、フィットネスアプリと連携したり、iPhoneからさまざまな通知を受け取れたりするスポーツ向けスマートウオッチ。米国では3月から99ドルで発売される。
2014年のトレンドともいえるのがフィットネス・ウェルネスデバイス。スマートウオッチの世界でも、フィットネス用途を想定した注目機種が多数登場している。カシオ計算機がCES(Consumer Electronics Show/コンシューマ・エレクトロニクス・ショウ)で発表した「STB-1000」もその1つだ。
カシオは1月8日、スポーツ向けスマートウオッチ「STB-1000」を米国で発表した。iPhone用フィットネスアプリと連携したり、時計からiPhoneのミュージックプレイヤーを操作したりできる。米国では3月から99ドルで発売する。
iOS 7をインストールしたiPhone(4、5、5C、5S)に対応し、iPhoneとの通信は、Bluetooth v4.0で行う。iOS7にはApple Notification Center Service(ANCS)という通知画面に表示される情報をBluetoothで転送する機能がある。STB-1000はANCSに対応しているため、メールや通話着信、アプリの更新情報などを遅延なく受信できる。
連携するアプリとしてアナウンスされているのは、Abivio(参照リンク)やWahoo FitnessのiPhone向けランメーター、ウォークメーター、サイクルメーターアプリなど。アプリに対応した心拍計やサイクリングセンサーと組み合わせれば、ランナーの心拍数や、自転車のペダル回転数・走行スピードといったデータもSTB-1000上で確認できる。
同社ではこれまでも「GB-6900AA」「GB-5600AA」といったBluetooth V4.0対応のG-SHOCKを販売しているが(参照記事)、STB-1000はG-SHOCKブランドではなく、スポーツウオッチという位置付けとなる。また、iOSに特化して作られているため、Androidには対応しない。
「Bluetooth搭載ウオッチの用途拡大を実現したい。G-SHOCKと連携して音楽コントロール、スポーツウオッチと連携してフィットネスデータの確認、そして将来的には、アナログウオッチと連携して操作性の向上などを考えている」(広報部)
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