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レクサス顔になったハイブリッドハッチバック「CT200h」を試す試乗インプレッション(2/4 ページ)

エントリーモデルのCT200hが、2014年1月にマイナーチェンジを果たした。剛性の強化が図られ、クルマを操っている感は十分に高まっていた。

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キビキビした走りが楽しめる「スポーツ」モード

 CT200hでは、「エコ」「ノーマル」「スポーツ」という3つの走行モードが選べる(バッテリーなどの状況によって「EV」走行も可能)。ノーマルモードでの、クルマの基本性能である「走る」「止まる」「曲がる」が思い通りになるが、「スポーツ」モードに切り替えると、それがもっと顕著になる。むしろ、「スポーツ」モードを標準にしたいくらいだ。

CT200h
走行モードの切り替えはセンターコンソール中央の円筒形のスイッチで行う。左に回せば「エコ」、右に回せば「スポーツ」、中央に合わせるかプッシュすれば「ノーマル」になる

 「スポーツ」モードにすると、とたんにアクセルワークやハンドリングに対する挙動が俊敏になる。いわゆる「キビキビとした走り」だ。また、加速時にはモーターのアシストが積極的に介入してくるので、体がシートに押しつけられるような加速感が得られる。ドライバーズシートの着座位置が低く、深めなのも相まって運転していて楽しいクルマになる。

 面白いなと思ったのは、その制御だ。体が持っていかれるかのような加速感のわりには、実際の速度の上がり方は時速60キロ程度で一休みする印象なのだ。もちろん、さらにアクセルを踏み込めば、きっちりと加速していく。高速道路への合流などでは、「ノーマル」モードよりも「スポーツ」モードのほうが安心できるかもしれない。ただし、「スポーツ走行」モードではないので、そういう走りを期待する層にはCT200hは向いていないと思う。

CT200h
version LとF SPORTには、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備
CT200h
シフトレバーは電気式。クリック感が薄く、好みじゃなかった

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