レビュー
レクサス顔になったハイブリッドハッチバック「CT200h」を試す:試乗インプレッション(3/4 ページ)
エントリーモデルのCT200hが、2014年1月にマイナーチェンジを果たした。剛性の強化が図られ、クルマを操っている感は十分に高まっていた。
「さすがはレクサス」と納得の室内空間
今回のマイナーチェンジのもう1つのポイントが室内空間の快適性の改善だ。吸・遮音材の改良などによって静粛性が向上。ロードノイズなどを完全に遮音できているわけではないが、運転中に気になることはないだろう。また、メカに起因する不快な振動や路面の小さなギャップを乗り越えたときの突き上げなども感じない(試乗車はversion L標準の17インチタイヤではなく、メーカーオプションの16インチタイヤを履いていた)。
インテリアの上質さは、さすがレクサスといったところか。シート表皮や内装色、オーナメントパネルの組み合わせパターンを約80通りに拡大している。DVD/Blu-rayプレーヤーやmicroSDカードスロットも標準搭載しており、車内で簡単に映像や音楽を楽しめる。
SDナビゲーションシステムは、G-Link経由でデータの自動更新が可能。試乗中にも目的地周辺のデータが更新されていたらしく、「マップオンデマンド」による自動更新が行われた。
アームレストに左手を乗せると、てのひら部分に触れるのが「リモートタッチ」の操作部だ。「マウスのようにナビゲーションやオーディオ、エアコンが操作できます」という説明を聞いていたが、そのつもりで操作するとカーソルの移動が速すぎて、思っている以上に動いてしまう。うーん、繊細だ。ただし、慣れてしまえば便利さが分かってくる。むしろカーソルの移動速度がなぜその速さに調整されているのか納得することだろう。
関連記事
- 「クルマを使ったプロモーションが刺さらない」――レクサスがたどりついた結論とは?
夜の博物館を小型ロボットヘリが飛びまわる動画が話題になった。レクサスのプロモーション動画だ。クルマへの興味を失った人が増えていく中、レクサスのブランディングチームは従来と異なる方法を模索している。 - 車内Wi-Fiを搭載するアウディ「A3」は楽しいクルマか?
2013年秋から日本でも販売が始まったアウディA3。車内情報システムの機能を拡張し、Googleとの連携したナビゲーションや同時に8台までのデバイスを接続できるWi-Fi機能を備えている。 - コンセプトを大転換した新型ベンツAクラス、街や峠で実力を試した
これまでメルセデス・ベンツにはなかったキャラクターを持つといっても過言ではない新型Aクラス。ワインディング、高速道路、市街地とさまざまなステージを思う存分走り込んでみた。 - プレミアムスポーツハッチに生まれ変わったボルボ「V40」の実力
ボルボが激戦区のCセグメントに投入した新型「V40」。以前のワゴンスタイルからコンセプトを変え、5ドアの「プレミアムスポーツコンパクト」として生まれ変わったのだ。 - 5ドア化で家族向けに変身? 「Audi A1 Sportback」を試す
アウディジャパンが6月に投入した新モデル「Audi A1 Sportback」。プレミアムコンパクトカーと位置付ける3ドアハッチ「Audi A1」の味付けはどう変わったのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.