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超過酷「G-SHOCK GPW-1000の品質試験」に潜入:“G-SHOCKスゲー”を再確認(2/5 ページ)
耐衝撃、耐遠心重力、耐振動、3つの重力加速度に耐えるタフネス構造を持つ最新G-SHOCK「GPW-1000」。なぜG-SHOCKがスゲーのかを再確認できる、その過酷な品質試験を動画でお届けする。
ハンマー衝撃試験
ハンマー衝撃試験
重さ約5キロのハンマーを時計に叩き付けて時計に不具合がないかを調べる試験だ。後で紹介する外装の衝撃吸収効果がある落下試験に対し、このハンマー衝撃試験は中身にダイレクトに衝撃が伝わるため、特定の部分の耐衝撃性能を確かめられる。
こちらは、正面や側面、背面など部位を変えながら合計50回以上、衝撃を与えて検査する。
約5キロのハンマーを振り子のように振り下ろして衝撃を与えるハンマー衝撃試験機。台の上に置かれたG-SHOCKはハンマーが当たるとその衝撃ですっ飛んでいく。この試験機は同社の品質保証部で自作したもので、試験を実践してくれた品質保証部の小山氏が入社する以前から使われている年季の入ったものだという
遠心試験
遠心試験
こちらはGPW-1000のように、耐遠心重力性能を備える上位モデルで行われる試験だ。
針のあるアナログモデルは、一般的に特に秒針がとても弱い力(トルク)で動いている。そこに遠心力のような強い力が加わると針が張り付いて動かなくなったり、針が取れてしまったりすることがある。もちろんG-SHOCKにそんなことは許されない。
GPW-1000は、定常加速度試験規格(ISO 2669)において、航空機用機器に求められる最高等級(15Gまでの遠心重力)を超える耐遠心重力性能を備えているのだ。
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