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2004/02/16 17:20:00 更新

情報公開に積極的な国内企業は？　ゴメス調査より

ゴメスは、上場情報・通信業会社のWeb上でのIR活動を中立的な立場から評価した「情報・通信業IRサイトランキング」を発表した。

　ゴメスは2月12日、上場情報・通信業会社のWeb上でのIR（information retrieval）活動を中立的な立場から評価した「情報・通信業IRサイトランキング」を発表した。

　同社は独自のサイト評価手法による日本の27業種500以上のWebサイトの評価、および米Gomezによる欧米サイト47業種6000サイト以上を評価した経験や蓄積されたノウハウを活用し、日本の主要取引所に上場している情報・通信業（調査時273サイト）のWebサイトを、主要調査基準（約20項目）で調査し、上位30社のサイトをノミネート。それらを400前後の調査項目で調査してランキングを決定している。

　ランキング上位10社は次のとおり

順位	会社名
1位	NTTドコモ
2位	NTTデータ
3位	ヤフー
4位	日本電信電話
5位	サイバード
6位	日本ユニシス
7位	KDDI
8位	カプコン
9位	アルゴ21
10位	シーイーシー

　ゴメスによると、情報・通信業IRサイトは、業界的に見ても高水準であるという。特に、今回第1位を獲得したNTTドコモは、過去調査した6業界の総合得点第1位と比較しても最高得点を獲得している。また、個人投資家向けの情報提供に注力している会社が多く、IRサイトにおいて「個人投資家様向け情報」を単独のメニューとして設置している会社が多いという。

総合順位上位サイトについてのコメント

• NTTドコモ

財務情報は分かりやすい要約情報から詳細情報まで、充実した情報量を色々なニーズに適した形式で提供している。サイト全体の使い勝手も良い。決算説明会の動画配信も様々なユーザーの閲覧環境に配慮した情報提供方法を採用している。

• NTTデータ

サイト全体の機能性や使い勝手が良く、シンプルかつ見やすいデザインのIRサイトである。充実した財務情報のほかに個人投資家向けの「個人投資家の皆様へ」メニューの設置などもおこなっている。

• ヤフー

基本的な財務情報が充実しているほか、「月次開示情報」では同社の事業部ごとの事業内容報告が月次ベースで提供されている。決算説明会のライブ配信などもおこなっている。サイト全体の使い勝手や見やすさ、情報の配置については更に改善できる余地がある。

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ゴメス

[西尾泰三，ITmedia]

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