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2004/04/05 18:49 更新
Blogユーザーの約6割がアフィリエイトプログラムに参加もしくは参加を検討
ファンコミュニケーションズとアイビィ・コミュニケーションズが行った調査結果からは、Blogユーザーの特徴が浮かび上がってきている。
ファンコミュニケーションズとアイビィ・コミュニケーションズは4月5日、両社が共同で運営する、「BlogPeople」上で、Blogユーザーに行ったアンケート調査の結果を発表した。アンケートは3月17日から31日にかけて実施され、1150サンプルの有効な回答を得ている。
日本においてBlogに関する注目が高まり始めた2003年の後半から、blogを始めたユーザーが急増している。2004年の3月末に行ったアンケートにも関わらず、2004年に開始したと回答した人数は、すでに2003年7月〜12月と同数となっており、Blogが急成長しているサービスであることを裏付けている。また、自宅でのインターネット歴が3年以上と回答したのが全体の約9割に上り、ある程度インターネットの知識や経験を重ねた人たちがBlogユーザーになっていることが分かる。
Movable Typeユーザーが多数
Blogユーザーは自分のホームページを開設した経験者が59.2%を占めている。Blogではじめてホームページを持った人は12.3%と少な目になっている。約9割がBlog以外のホームページ開設の経験があることからも、Blogユーザーはインターネットの知識や経験を重ねた人たちが中心と言える。
また、回答者のうち約半数(49.8%)がMovable Typeの利用者だった。そのほかには、JUGEM(22.3%)、ココログ(18.7%)、ライブドアブログ(12.3%)、はてなダイアリー(11.7%)が続いている。そのほか、一人当り1.61件のBlogサービスを利用していることから、各サービスを比較し、自分にあったサービスを探していると考えられる。
Blogに求めるものとは?
Blogを開始した動機については、「書きたいこと、言いたいことがあって」「日記をつけたいと思って」の合計が86.8%。自分の意見など情報発信したい人や、日記をつけたいなど、自分自身のコンテンツを最初から持っている人がBlogユーザーになっているようだ。また、「その他」のフリーアンサーには「更新が簡単だから」という、機能的な観点から利用をはじめた意見が目立った。
更新頻度と他サイトの閲覧
毎日更新している人の合計が全体の2/3にあたる65.7%。ほぼ全ての人が1週間に1回以上更新すると回答している。
また、トラックバックをよく行うユーザー(40.9%)と、コメントを書き込むユーザー(38.3%)を合わせると約8割となる。「日記をつけたいと思って」、「友人(仲間)を作りたいと思って」というきっかけでBlogを始めていることが、このような行動的な活動につながっていると考えられる。
アフィリエイトプログラムの利用について
「既にアフィリエイトプログラムに参加している」(40.3%)と「まだ参加していないが近いうちに参加するつもり」(16.7%)を合わせると6割近いユーザーが参加あるいは参加を検討している。アフィリエイトプログラムを認知してる層に絞ると、74%が参加あるいは参加を検討していることになる。この結果から、Blogユーザーのアフィリエイトプログラムへの関心の高さと、Blogとアフィリエイトとの親和性の高さが見て取れる。
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ファンコミュニケーションズ
[西尾泰三,ITmedia]
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