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2004/04/06 18:45 更新
ネットショッピング、利用の決め手は「低価格で送料無料」
ファンコミュニケーションズの調査によると、オンラインショッピングをする時には、「価格が安い」「送料が無料」と価格に関する事項を重要視する傾向が強いようだ。
ファンコミュニケーションズは、同社が提供するショッピングサイト検索サービス「Zubaken.net」において、オンラインショッピングに関する意識調査を行い、その結果を発表した。実施期間は1月28日〜3月31日、有効回答数は18,493。
調査によると、オンラインでサービスや商品などを購入した経験があるユーザーは82.7%に上り、すでにオンラインショッピングが、ネットユーザーに定着したことがうかがえる。1年間にオンラインショッピングを利用した回数は1〜3回が39.7%、4〜12回が46.6%、13回以上が13.8%で、月に1回以上利用する積極的なユーザーも10%を超えている。
少数派となった購入経験がないユーザーは、その理由として「クレジットカード番号など個人情報を入力するのが不安」71.8%、「商品がきちんと届くどうか不安」42.7%(複数回答)が多く、調査時期に個人情報漏洩がニュースを賑わせていたこともあり、オンラインショッピングに対する「不安感」が利用の妨げになっているようだ。
逆に、すでに利用経験のあるユーザーは「オンラインショッピングでの支払いに一番利用したい方法」に「クレジットカード」を挙げたユーザーが48.7%と最も多い。次いで「代金引換」が41.1%、「コンビニ決済」37.4%、「郵便振替」25.4%、「銀行振込」19.6%(複数回答)で、ウェブマネーやEコレクト、現金書留などこれ以外の支払方法を希望するユーザーはそれぞれ1%に満たないことから、この5種類の決済方法を備えていることが、ユーザーのニーズを満たしたショッピングサイトといえるだろう。
また、オンラインショッピングをする時に一番重要なポイントは、「価格が安い」77.6%、「送料が無料」54.9%、「セキュリティ対策がしっかりしている」42.0%、「注文方法が簡単」37.9%、「アフターサービスがしっかりしている」24.6%(複数回答)で、価格に関する事項を重要視していることがわかる。
欲しい商品を探す時に一番多い方法は、検索エンジンが54.9%、ショッピングモールが46.2%、オークションが35.8%、共同購入16.4%(複数回答)で、大きな偏りがないことから、探している商品によって探す手段を選んでいるとみられる。
欲しい商品をできるだけ安く入手するために、さまざまな手段で探して、安全な方法で購入する“ネットショッピング上級者”が増えつつあるようだ。
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