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2004/05/31 11:51 更新

国内PCサーバ出荷台数、前年比18.7％アップ

2003年度の国内PC（IA）サーバは、台数では前年比18.7％アップ、金額は0.3％ダウンとなり、サーバの低価格化がさらに加速している。

投資意欲が向上し、情報系サーバを中心に導入が進む

ノーク・リサーチは5月27日、2003年度の国内PC（IA）サーバ出荷調査結果を発表、台数では前年比18.7％アップの368,100台、金額では0.3％ダウンの2,663億円となった。

景気低迷の影響で買い控えが目立った市況が、2003年度に投資意欲が向上し、中堅から大手企業を中心に情報系サーバの増設利用が目立った。また、自動車産業・地銀・証券・病院の電子カルテ需要が好評な分野であるほか、地方自治体でのEジャパン関連需要も好調だった。

金額面では、低価格サーバ需要の増大、ベンダ間の低価格化戦略により平均単価は下がったが、ラック型サーバの増加により全体としては下げ止まりとなった。

PC（IA)サーバ総出荷台数推移/予測

年度	上期	前年期比	下期	前年期比	合計	前年比
1997	75,400	151.4%	87,3001	24.0%	162,700	135.4%
1998	79,800	105.8%	100,900	115.6%	180,700	111.1%
1999	101,500	127.2%	114,100	113.1%	215,600	119.3%
2000	122,100	120.3%	163,500	143.3%	285,600	132.5%
2001	149,000	122.0%	181,300	110.9%	330,300	115.7%
2002	142,600	95.7%	167,500	92.4%	310,100	93.9%
2003	165,600	116.1%	202,500	120.9%	368,100	118.7%
2004	195,500	118.1%	228,500	112.8%	424,000	115.2%

出典　ノーク・リサーチ

デルのシェアが向上

メーカシェアではNECが地域販売店のチャネル販売と安定した直販力・幅広い製品対応・安定感により、トップ。2位のデルは広告展開、Web及び電話による直販による情報系サーバに狙いを絞ると共に、ユーザからの指名によるSI、販売店系でのチャネル販売の実績により、シェアを伸ばした。

2004年度出荷台数も対前年比15％の伸び

2004年度も景気の回復傾向がこのまま推移すると予想されることから、対前年比15％の増加し、424,000台が予想される。また、ラック型サーバが好調に推移し、2004年度にはラック型の比率がタワー型を逆転する見込み。一方ブレードサーバの本格導入は本年度後半以降と予想される。

[ITmedia]

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