ブラウザのリンクバーをカスタマイズすることで、目的のサイトに簡単にアクセスできるようになる。
インターネットを利用するのに不可欠なWebブラウザ。皆さんはどのように利用しているだろうか。今週の特集「一歩先行くネット情報収集」の第1弾は、簡単にできるWebブラウザのカスタマイズをご紹介しよう。
気に入ったサイトは「お気に入り」からアクセスする人が多い。筆者の知り合いにも「お気に入り」をウィンドウ左側のエクスプローラバーに開いて、そこからクリックして好きなサイトにアクセスする者もいる。
しかし、エクスプローラバーを開くと画面が狭くなるし、そもそも「お気に入り」のサイトが多すぎて、結局GoogleやYahoo! JAPANなどの検索サイトを利用してしまいがち。
そこで、巡回サイトが10数サイト程度であれば、Internet Explorer 6のリンクバーに登録してしまおう。リンクバーに登録しておけばワンクリックでアクセスできるほか、「お気に入り」をわざわざ開かずとも好きなサイトにアクセスできるようになる。
リンクバーにはお気に入りのサイトだけでなく、登録したリンクをクリックすることで動作するプログラム「ブックマークレット」も登録できる。通常のリンクのような記載が多いが、中身はJavaScriptで活用するとリンクバーからダイレクトにいろいろなサービスが使えるようになる。
本誌に実装した「はてなブックマーク」でもブックマークレットを用意している。利用すると、はてなブックマークへの登録がワンクリックでできるようになるので、ぜひ使ってみよう
IEに慣れたら、最近話題のタブブラウザを使ってみるのも良い。ここではフェンリルのタブブラウザ「Sleipnir」を取り上げる。
Sleipnirのリンクバーでは、「ファビコン」(各サイトの「お気に入り」登録用画像)の表示/非表示が設定できる。「ファビコンが邪魔で1画面内にたくさんの登録ができない」という人は思い切って非表示設定にし、テキストのみでリンクバーをカスタマイズするのも手だ。
それとは逆に、テキストを削除しファビコンだけの表示にすることも可能だ。例えば、Yahoo! JAPANやGmailなどの有名なファビコンであれば、わざわざテキストを表示するまでもない。ここは表示スペースを確保するためにもテキストを削除してしまおう(編集部注:記事で使用したバージョンは「Sleipnir 2.41」です。バージョンによっては表示が崩れることがあります)。
さらに、RSSを登録することもできる。筆者の場合、リンクバーのRSSもテキストを削除した。これはリンクバーにRSSをあまり登録していないこともあるが、RSSアイコンをクリックして内容を読めばどこのサイトかを確認できるので、わざわざテキストを書いておく必要を認めなかったためだ。
情報収集にサイトの巡回は必須。リンクバーを活用することで多少はアクセスが簡単になるだろう。それではこれまでの「お気に入り」はどうするべきか。
もちろんそのままでも構わないが、ひとつの考えとしては、ふだん巡回しないサイトは思い切ってはてなブックマークなどのソーシャルブックマークサービスに登録してしまうのも手だ。
蛇足ではあるが、筆者の最近のお気に入り管理法を紹介視よう。1)イントラネット関連、ポータルサイトやアンテナサービス、Web版RSSリーダー、ブックマークレットをリンクバーに設置、2)リンクバーのアンテナサービスやWeb版RSSリーダーに巡回サイトを登録、3)巡回していて面白そうな記事やサイトはソーシャルブックマークに登録する。
こうすると、ブラウザのリンクバーが情報収集の入り口として機能してくれる。ぜひ皆さんもお試しあれ。
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