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» 2006年10月24日 01時41分 UPDATE

コマンドライン未経験者のための「Wgetの使い方」

超強力で柔軟なカスタマイズが可能な無償ツール「Wget」。しかしコマンドラインツールであるということが、利用するにあたって最初の大きなハードルだ。バッチファイルを使って、コマンドラインツールを簡単に利用する方法を解説する。

[斎藤健二,ITmedia]
ks_wget_sample.jpg

 今回のLifehackerで取り上げている「Wget」(10月24日の記事参照)。これは、いわゆるダウンロード支援ツール、ホームページ自動巡回ツールだ。一般的なダウンロードツールと違うのは、コマンドラインツールであること。そしてさまざまなオプションがあり、詳細な設定が可能なことだ。

 Wgetを利用すると、Webページを丸ごとダウンロードして保存することができる。また、いったん設定を作れば、それをバッチファイル(.BAT)として保存することで、ファイルのダブルクリックだけで実行が可能だ。

簡単(?)な使い方

 Wgetをダウンロードしたら、コマンド プロンプトを起動して、Wgetを置いたディレクトリに移動し、

wget 取得したいWebのURL


 と入力する。これでWebページがWgetのディレクトリにダウンロードされる。──しかしこの方法は、UNIXに慣れている人や、DOS時代にパソコンを使っていた人以外、何をどうすればいいのか分からないだろうし、わかりやすくもない。

簡単な使い方──バッチファイルを作ってみる

 もう1つの方法のほうが、Windowsユーザーにはおそらく簡単だ。Wgetを保存したフォルダの中に、次のようなテキストファイルを作る。保存するときは.txtではなく、.batとするのを忘れずに。

wget 取得したいWebのURL


 そして、保存した.batファイルをダブルクリックする。すると指定した通りWgetが起動し、実行され、取得が終わると終了する。この.batファイルがバッチファイルと呼ばれるものだ。コマンドラインツールは、設定をあらかじめテキストファイルとして書いておけば、あとはバッチファイルを実行するだけで、設定したとおりに動作するという面白さがある。

Wgetのオプション

 「取得したいWebのURL」を書くだけではつまらないので、いくつかオプションを加えてみる。

  • -x フォルダを作る

 例えば、wget -x http://www.itmedia.co.jp/を実行すると、「www.itmedia.co.jp」というフォルダが作られて、その中にindex.htmlが保存される。

  • -r 再帰的に収集する

 普通にURLを指定した場合はindex.htmlが、ファイル名まで指定するとそのファイルをダウンロードするだけだが、このオプションを指定すれば、index.htmlからリンクされている別のページやファイルもダウンロードしてくる。たどる回数はデフォルトで5段階

  • -b バックグラウンドで実行する

 バッチファイルを実行すると、黒いコマンドプロンプト画面が出て、動作の状況が表示されるが、このオプションを付ければ、裏でひっそりと動いてくれる

  • -nc 新しいものだけダウンロードする

 すでにダウンロード済みのファイルはダウンロードせず、新しいものだけをダウンロードする。定期的にファイルをダウンロードするのに使う

 そのほかのオプションは、「Wgetを使おう的ページ」などに当たってほしい。またLifeHackerの記事にあるように、あらかじめ組んである設定をコピーして自分なりにアレンジしてみるのもいい。

 このツールを使いこなせば、サイトを丸ごとダウンロードしてHDD内の保存するといったことが簡単にできる。しかも、いわゆる「Webページ保存ソフト」とは違い、サイトごとにダウンロード方法を細かく保存して自分なりに運用できる。コマンドラインツールであるため、最初の取っつきにくさはあるが、その自由度の高さを堪能できてこそ、LifeHackerであろう。

 Wgetは、Windows向けはこちらのサイトから、MacOS向けはこちらからダウンロードできる。いずれも無償だ。

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