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» 2007年01月10日 10時30分 UPDATE

デジタルワークスタイルの視点:1月の決意を1年間忘れないための3つのステップ

いよいよ新しい年が始まりましたが、皆さんは2007年の目標はすでに立てたでしょうか? ToDoリストを活用すれば、1月の決意を1年間忘れずに過ごせるはずです。

[徳力基彦,ITmedia]

 「自分の会社は年度単位だから1月は関係ない」とか「年末年始もろくに休まず仕事をしていたからそれどころではない」という声もちらほら聞こえてきそうですが、やはり1月は新しい1年のスタートとして年間の目標を立てるにはちょうど良い時期です。

 2月以降だとなかなかそういう気分にもなりませんから、ぜひこの1月に時間をとって、2007年1年間の目標を立ててみることをお勧めします。具体的な目標を立てるにあたっては本誌記事の「決意コーチング2007」も参考にしてみてください。

 とはいえ、年始に目標は立ててみたものの、気がついたらそんなことはすっかり忘れてしまい、1年があっという間に終わってしまって何も目標を達成できなかった――ということも良くあるパターン。そこで今回は、2006年末に連続して紹介したToDoリスト活用術を、1年の目標に活用する方法をご紹介したいと思います。

1月の決意を1年間忘れないための3つのステップ

  • 1年の目標を1月中に文章にする
  • 目標をToDoリストに追加し、毎月見直す
  • 実際にやるべきことをToDoリストに追加する

1年の目標を1月中に文章にする

 まずは当たり前かもしれませんが、2007年の目標を文章にしましょう。

 人間の記憶力なんてあてになりませんから、今目標として強く考えていることも、明日には忘れてしまうかもしれません。この1年間にやってみたいこと、やめたいこと、新しく挑戦してみたいことなど、まずは文章に書き起こしてみましょう。簡単な箇条書きで構いません。

 あくまで1年の目標ですからあまり細かいことを大量に書いても意味がありません。多くても10個程度に抑えるのがいいと思います。ブログを書いている人は、思い切って1年の目標をブログに書いて宣言してしまうのもいいでしょう。

目標をToDoリストに追加し、毎月見直す

 1年の目標を文章にしたら、その文章を自分がいつも使っているToDoリストに追加してしまいましょう。目標をToDoリストにするというと違和感があるかもしれませんが、目的はあくまでリマインダーです。

 複数のToDoで記入したり、項目を細かく分ける必要はありません。「2007年の目標」程度の件名で、本文欄に先ほど書いた目標の文章を記入してください。そして、その目標ToDoの締め切りを「2月1日」など、未来の日付で設定しましょう。こうしておけば2月1日になったら、この目標ToDoが表示され、嫌でも2007年の目標を振り返ることができる――というわけです。

 2月に改めて自分が設定した目標を読んでその月を振り返り、反省や満足ができたら、また3月1日に締め切りを設定する。これを繰り返すことで毎月1年の目標を振り返ることができます。以前、「ルーティンワークから効率化するToDoリストテクニック」でご紹介した要領です。

 例えば、ダイエットや禁煙のように細かく目標の達成度をチェックしたい人は、ToDoの本文欄に前月末の体重や買ったタバコの数など、実績や達成度を書き込んでしまうのもいいでしょう。

 もちろん、サイクルは毎月でも3カ月でも毎週でもかまいません。一定期間が経過したら思い出すように仕掛けておくことが重要です。

実際にやるべきことをToDoリストに追加する

 「資格を取る」や「本を書く」など、1日や2日で達成できないような大きな目標の場合は、その目標自体をToDoにしてしまうことをお勧めします。

 暇になったらやろうと思っていると、いつまでもその「暇」はやってこないものです。目標を達成するためのステップを書き出し、その最初のステップに取り組む日付でToDoを作成してしまってください。もちろん仮の日付で構いませんが、大事なのは「最初のステップ」の締切を設定するということなのです。

 例えば、資格を取るのであれば最終目標日は資格の試験の日になります。ただ、ToDoに試験の日だけ入力しても、気がついたら試験当日になっているだけで、準備もままならず従って試験に受かる可能性は低いでしょう。

 資格の本を買って勉強する時間、問題集に取り組む時間、試験に申し込む日など、複数のステップが必要なはずです。まずは、資格の本を読み始める日を締切りとして設定してみましょう。詳細のやり方は以前の記事を参考にしてください(2006年11月の記事参照)。

 そうして少しずつ取り組んでいく癖をつければ、もし今年中に目標を達成できなかったとしても、「まったく達成できなかった」ではなく、少なくとも「何割かは達成できた」という状態に持っていくことができると思います。

 もちろん変化の早い現在ですから、年初に立てた目標が、夏ごろにはまったく意味のない目標になってしまうこともありえます。自分にとって意味のない目標であれば、途中でやめてしまうという手もありますから気軽に取り組めばいいのです。

 年末になって「2007年は有意義な年だった」と自信をもって振り返ることができるように、今年も1年がんばりましょう!

筆者プロフィール 徳力基彦(とくりき・もとひこ)

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NTT、ITコンサルを経て、現在はアリエル・ネットワーク株式会社プロダクト・マネジメント室マネージャ。ビジネスパーソンの生産性向上のためのソフトウェアの企画・開発やコンサルティング業務に従事するほか、グループウェアやブログ、仕事術などに関する執筆・講演活動を行っている。ブログは「ワークスタイル・メモ」と「tokuriki.com


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