Windows Vistaで画像管理は“タグ”に変わる

Windows Vistaでは「Windows フォトギャラリー」で写真にタグをつけて管理できる。また、「Snipping Tool」を使えば気軽にキャプチャやトリミング、画像への書き込みが可能だ。

» 2007年01月20日 01時32分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 デジカメで撮った写真はどのように管理しているだろうか。筆者の場合は、デジカメから読み出すたびにその日の日付をフォルダ名にして管理している。捨てるものと捨てないものを振り分けるのが面倒で古い写真も捨てないので、増える一方だ。必要な画像を探したいときは、日付で見当をつけて、フォルダを1つずつ開いて見ることになる。困るのが、別々のフォルダに入っている複数の画像を並べて見たいときだ。

 Windows Vistaでは「Windows フォトギャラリー」で写真を管理・閲覧できる。XP以前になかった特徴は、写真にタグをつけて管理できることだ。もちろん1枚の写真にいくつもタグをつけられるし、共通のタグをつけておけば、別のフォルダに入っている写真同士を一覧することができる。

ウィンドウの左側にずらりと並ぶタグ一覧

特定の写真を選択すると、その写真につけたタグが右側に表示される

 さらに、Windows フォトギャラリーには明るさやコントラスト、赤目補正などの画像編集機能も付属する。「Snipping Tool」を使うと、写真に書き込みも可能だ。

明るさやコントラスト、色の調整、赤目補正、トリミングなど基礎的な画像編集機能も付属する

Snipping Toolで写真に書き込む。写真からはみ出して書き込むことも可能で、はみ出した部分の画像が自動的に付加される

 整理した写真は、リビングのPCから見ることも可能だ。VistaのHome Premiumエディションなどに入っているWindows Media Centerを利用すれば、リモコンでリビングにあるテレビを兼ねたディスプレイを操作し、音楽と画像と動画を閲覧できるのだ。

リビングのPCからも見ることができる

Snipping Toolで書き込み、簡単キャプチャも可能に

 Snipping ToolもVistaで追加された新しいツールだ。クイック起動からすぐに起動し、範囲を選択するだけで簡単にトリミングしたり、画像に書き込んだりできる。

クイック起動からすぐに起動できる

 写真の整理だけでなく、たとえばこんな使い方もできる。用事があって同僚と一緒にマイクロソフトを訪ねるとしよう。同社のWebサイトに掲載している地図と路線図を同僚に知らせたい。今までならURLをメールで伝えるのが一般的だっただろうが、Snipping Toolを利用すれば、必要な部分を切り抜いて待ち合わせ時刻を画像の上に書き込み、メールに添付して伝えることができる。

Snipping ToolでWebページから切り取り、書き込みをする

 Snipping Tool内のメールボタンを押せば、自動的にOutlookでメールが開く。テキスト形式のメールの場合はPNG形式での添付ファイル、HTMLメールの場合はメール内に張り込まれる形となる。あとは本文や送信先を入力して、送信するだけだ。

Outlookに張り付ける

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