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» 2007年03月05日 15時00分 UPDATE

週刊「仕事耕具」:ボールペンを“ゴシゴシ消す”――摩擦熱で透明になる特殊インク採用

“ゴシゴシ消す”のがボールペンの新しい消し方――。パイロットは、こすって消えるゲルインクボールペン「フリクションボール」を発売した。

[ITmedia]

 パイロットは、こすって消えるゲルインクボールペン「フリクションボール」を発売した。インクカラーはブラック、レッド、ブルー、グリーン、ピンク、オレンジ、ライトブルー、バイオレットの8色。ボール径は0.7ミリ。価格は210円となっている。

st_fx01.jpg

 ボールペンのインクは紙に染み込むため、書いた字を消すには修正液を使うほか、紙を削り取る砂消しゴムなどを利用する必要がある。砂消しゴムで削り落とす場合は、紙が破れてしまうこともある。修正液の場合は紙に不自然な凹凸ができてしまう。いずれにせよ、何度も修正するのが難しかったりする。

st_fx02.jpg ボールペンの端に付いた摩擦用ラバーでゴシゴシこすると、書いた文字が消える

 フリクションボールでは、摩擦熱で透明に変色する特殊な「フリクションインキ」を採用。ボールペンの端に付いた摩擦用ラバーでゴシゴシこすると、書いた文字が消えるのである。摩擦熱によって紙に浸透したインクを無色にするため、砂消しのように紙を痛めず、消しカスも出ない。消した箇所での繰り返し筆記も可能だ。

 パイロットによると、「鉛筆やシャープペンシルの消し跡に比べて消し残りが少ないのも特長」だという。文字が消える温度は、だいたい摂氏65度程度。インクの特性としては氷点下20度前後で色が“復活”するが、いったん消した文字はラバーによる摩擦でインクがにじむので、復活したとしても「消す前と同じような文字の形とは限らない」という。

 なお、フリクションインキを用いた製品では、すでにラインマーカー「フリクションライン」(157円)も発売している(2006年11月の記事参照)。「フリクション(FRIXION)」は、「摩擦」を意味する英語(friction)に由来し、パイロットでは「“X”で革新性や力強さを表現した」としている

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